この動画では、書道だいすき『しまうち』が正しい『形臨』の仕方について語ります!
臨書学習、特に「形臨(けいりん)」についての講義が行われました。臨書とは古典の手本を忠実に模写する学習方法で、技術力向上だけでなく「見る目」を養うことが最も重要であると強調されました。臨書の効果として鑑賞眼が高まり、古典や作品の見方に新たな発見があり、自身の感性が変わることを挙げています。
形臨に適した紙としては、にじみの少ない紙が推奨されています。
また、「双鉤填墨(そうこうてんぼく)」と「籠字(かごじ)」という古典的な学習方法も紹介されました。双鉤填墨は薄い紙を手本の上に置き、輪郭をなぞって塗り潰す複写方法で、籠字は一画一画を書き順に沿ってなぞる方法です。しまうち氏は特に籠字を実践することで、文字の細かな造形が見えてくると強調しています。
講義の後半では、実際に「九成宮」から6文字を選び、形臨の実演を行いました。まず手本をよく観察し、各文字の特徴を詳細に分析した後、実際に書いてみせました。最初の試みでは満足できない部分があり、再度挑戦する様子も示されました。
形臨は難しいが見れば見るほど楽しく、気づきがあり自分の字が変わっていくと述べています。また、書道教室の先生が書いた肉筆のお手本と古典の原本を見比べることも学習として有効だと助言しています。
しまうち 00:00
ご自身の感性が変わるんです。310%に拡大するいってしまう認証の形に変わってくると思います。気になるのはね、この事実ですかね?この。はい、どう書道大好きすまいです。皆さん、前回の動画ご覧いただけましたでしょうか?
しまうち 00:23
今回はですね、さらに深掘りしまして、形臨についてテーマとさせていただきます。臨書によって技術力を高める、見る目を養う自己表現を磨くということが可能になりまして、魅力ある表現力、豊かな線でかつ品を備えた作品を書きたいという方に、
しまうち 00:46
に関しましては、一にも二にも臨床学習をしていただきたいのです。その臨床学習をする上で最も基本的なのが形臨になります。皆さん形臨意識して取り組まれていますか?ということで、本日は形臨について深く説明させていただきたいと思います。
しまうち 01:07
この動画チャンネルでは、書道に限らず書くということに関係することは、どんどん紹介させていただきたいと思いますので、チャンネル登録、評価何どうぞよろしくお願いいたします。それでは形臨についてどうぞ。さて、
しまうち 01:24
臨床臨床補填臨床をしなさいと言われて、その流れでされてませんか?たくさん枚数を書くだけがすべてではなくて、何よりも質が重要であるということは、前回の動画でもお伝えいたしました。今回でも重ねてお伝えいたします。
しまうち 01:42
臨床の効果は技術面だけではなく、何よりも見る目の向上、これが最も重要なんです。これねしまち何度も言いたいです。この見る目、を養う。これが一番大事です。展覧会会場に行きまして、作品を見まして、いやー、この作品なんて書いてるんやろう。
しまうち 02:02
うん、この作品の良さ、ちょっとわからないなぁっていうことありますよね。この鑑賞眼が高まるとですね。自身の作品のみならず、他の方が書かれた作品のよしあしや評価というのが、客観的にできるようになるんです。
しまうち 02:20
この鑑賞眼が鍛えられますと、古典や作品の見方に新たな発見があり、自身のですね。目標、そして理想が見つかるんです。何よりもご自身の感性が変わるんです。これこそが、まさに臨床の効果、ご自身の判断力を広げることにつながるのです。
しまうち 02:43
なので、もっと作品が見たい、もっと臨床がしたい、もっと上達したいっていうふうに、やる気がもうどんどん湧いてくることになるんですね。この繰り返し繰り返しこそが、上達を加速させるのにつながるのです。よって、
しまうち 03:02
臨床学習の継続は、技術力向上はもちろんのこと、この干渉がんを高めるというためには、一番の近道になるんです。これからも書き続けたいというふうに思っていただけるためにも、基礎中の基礎であるこの臨床学習というのは、
しまうち 03:21
ぜひとも継続して取り組んでいただきたいと思います。ここで本題である形臨とは何か、形臨とは形をそっくりそのまま臨書することです。文字の中の1本1本の線の角度や太さ、線と線の間隔、そして文字の中の余白などをしっかりと見て、
しまうち 03:45
そして忠実に臨書することを言います。そこで形臨に適した紙は何かといいますと、もうこれはですね、ズバリ。にじみの少ない紙ですというのがですね、しっかりと手本を見て臨書したい。そうすると、時にはいつも以上にゆっくりとした運筆になります。
しまうち 04:08
ということは、それだけ運筆がゆっくりになるわけですから、墨も入っていきますよね。ですのですが、入らないように運筆がスムーズに行くようにするためには、にじみの少ない紙を使っていただきたいということになります。
しまうち 04:22
安価な機械式の紙でもにじみが少なければ、十分です。その分たくさん練習してくださいね。ここで形臨に入る前に知っていただきたいことがございます。それは双鉤填墨下地という方法なんです。うんそこ天木籠字島。いや、
しまうち 04:44
聞き慣れない言葉だなと思われた方、たくさんおられると思います。大丈夫です。ご安心ください。これらは、ともに文字の形を理解する上で、最も効果的な方法として知られていました。まずは双鉤填墨走行。天木とは、
しまうち 05:03
紙に書かれた文字を複写するために、古くに確立された方法なんです。文字の上に薄い紙を敷くんですね。今回、であればかな半身、そしてトレッシングペーパーを使用しました。そうすると手本が映りますよね。その輪郭をですね、
しまうち 05:23
細い筆でなぞるんです。別にですよ。細い筆でなくてもいいんです。ペンでも結構なんですが、今回はあえて細い筆で挑戦してみました。そして、その囲まれた線、そこを塗り潰すんですね。すで今回は表から塗り潰しましたが、
しまうち 05:41
一説によっては裏から塗り潰。というふうな形もありますので、今回はより分かりやすくするために、表から墨を塗りつぶしました。複製品を作る方法なんですね。原本を使ってそのまま双鉤填墨をしてもいいんですが、やはりまあ小さいですよね。
しまうち 06:01
そこでです。よしまち。今回はちょっと工夫をしましては、紙サイズで双鉤填墨しようじゃないかというふうに思いまして、皆さん見てください。このようなものを。を作ったんです。これはですね、原本を310%に拡大する。
しまうち 06:22
そうするとこの大きさになるんですね。これを半紙に綺麗に収めて双鉤填墨ができるんですね。これはね、本当にやる気のある方、手間はかかりますけれども、半紙に双鉤填墨ができるということで、ぜひともチャレンジしていただきたいですね。
しまうち 06:43
この双鉤填墨が登場する以前は、ですよ、精巧な模写によって複写がされていたんですね。しかし、もしも高度な技術が必要よって限界が生じるんですね。なので、特別な技術なし、比較的簡単に複写ができるこの走行、天木が広まったと思われます。
しまうち 07:09
ただ、この走行、天木も手書きに変わりはないんですね。ですので、手間がとにかくかかるなので、効率的な方法が求められたんですね。いつの時代も技術革新というのは必要ということなんですね。そこで登場しましたのが、
しまうち 07:28
医師や木に文字を模し、その文字を彫り、拓本を取ることによって複写をするという新たな方法が確立されたんですね。その文字を彫り、拓本、を取るということによって、複写をする方法が普及し始めたんですね。この皆さんがよくご存知の拓本という複写方法が出現したことによって、
しまうち 07:58
自ずと装甲天木という複写方法は姿を消していったことになります。ただ、皆さんこの装甲天木は諸学を学ぶ上で非常に効果的な方法なんです。時系も頭に入り、やすいですし、その書風の傾向というのが見えてくるんです。
しまうち 08:18
歴史の追体験をするという一環としましては、ぜひともこの双鉤填墨、挑戦していただきたいと思うんです。そうは言いましてもですね、実はですね。芝内もこの双鉤填墨というのは、今回初めて調べて初体験だったんですね。
しまうち 08:37
体験してみて分かったことはですね、よく本当にですね。文字の造形というのは、この?このようになっているのかという新たな発見があったというのは、もう間違いないんです。本当に間違いないです。そして思いのほか楽しかったんですよね。
しまうち 08:53
はい、それもちょっと付け加えておきますが、実際はまあ手間がかかった。そして時間もかかったんです。ですので、そういった時に籠字という学習方法を紹介したいんです。次はこの籠字島について説明していきたいと思います。
しまうち 09:12
この赤字というのはですね、先ほどの倉庫天木と同じような準備は一緒です。先ほどは全体を自撮りしましたが、今回は書かれた文字の一画一画を書き、順に沿って自撮りしていく方法になります。このなぞるという行為に、
しまうち 09:34
いや、なんとも子供じみたというふうに抵抗がある方いらっしゃるとは思うんですが、この下地を、することで臨書の制度というのは、危機的に変化するんです。このカ字による臨床効果というのは、古典の文字の形線の角度、
しまうち 09:53
太さ、そして文字の中の余白など、臨床に必要なありと、あらゆる要素が理解できるようになるんです。ですので、ぜひとも皆さん初めて取り組まれる古典。そういうのに出会った時、これから古典を勉強するんだって言った時に、
しまうち 10:12
にこの鹿地というのは、ぜひとも挑戦していただきたいと思います。この籠字体験なんですけども、島内は個人的にやって良かったなあというふうに本当に思いますというのはですよ。まあ今回はこれでしましたが、これ別にここでじゃなくてもいいと思います。
しまうち 10:30
別に鉛筆だろうがペンだろうが何でもいいと思います。すぐにできます。鹿地というのは一画一画をなぞるということでしたよね。書き順通りにというこ。ことは隠れている線がどのようになっているのかというのは、ここは想像するしかなかったんですね。
しまうち 10:50
ですので、おこの線はどこまで行っているのか、そして収率はどのように終わっているのかというのは、もう完全に想像なんですね。いわゆる基質から分泌、そして執筆までどのようになっているんだろうかという想像。この想像力を働かせるというのも技術力向上につなが、
しまうち 11:12
あるのではないかっていうふうに思いましたね。さらに取ったことにより、まして細かな造形というのが見えてくるんですね。思わぬところで多くの部分がこれだけ大きかったのかっていうふうな感じで見えたんですよ。この線、
しまうち 11:29
こんなに長かったのかっていうふうにね。やはり実際に筆で書くのと、かじを取るのとでは見え方、もう全然違いました。ですので、今古典臨書で悩んでいるっていう方、うまく書けない、どうしてもどっかそっくり書けないっていう方いらっしゃいましたら、
しまうち 11:49
ぜひともこのかじね挑戦していただけると、また危機的に臨床の形臨変わってくると思います。騙されたと思ってやってみてくださいね。価値は必ずあると思います。それでは実際に島内が形臨にしたいと思います。今回形臨する個展は、
しまうち 12:09
島内の大好きな応用順の九成宮、冷戦名を形臨したいと思います。そして形臨する部分なんですが、この6文字、ここの部分ですね。ここの部分を切りしたいと思います。今まで散々言ってきましたが、見る目を養うことが大切ということですので、
しまうち 12:31
もういきなり書くのではなくて、まずはこのお手本しっかりと見てみたいと思います。それではまず1文字目奥という文字なんですが、この奥の文字なんですが、全体的にねこの人偏の二画目以外に長いんです。ですね。そして、
しまうち 12:50
そのように書かれております。そしてまた次、このcという部分、この部分が思いのほか大きかったんですね。これはかじを取ってみて分かったことでもあります。そして、この最後のこの線ですね、ここが出ているんですね、
しまうち 13:10
これというのも普段ですと、まあ中に入れがちなんですが、出ているこれも見逃しがちなのでしっかりしたいと思います。そして最後、このこのこの部分ですね、この入室。ここが非常にすーっと力みなく入ってあるんですね。
しまうち 13:27
この部分にも着目したいと思います。そしてこのいの作りの部分ですね。これの重心、かなり左に寄っておりますので、ここも重心をまっすぐ揃えるのではなくて、やや左側に重心が寄っているということは、忘れないようにしたいと思います。
しまうち 13:43
そして次にこの文字、これ超というふうに読むんですね。これはすなわち知らなかったですね。釈文を読みまして、改めてこれが超!という文字なのかっていうこれもね、新たな発見ですので面白いですね。そしてこれ見てください。
しまうち 14:00
皆さん綺麗に右上がりになってるんですね。ここはちょっとね、見逃しがちで、ついついこの真ん中の長い線が一番高くなってしまいそうなので、注意したいところです。そして、次にこの始まるなんですが、この女、偏の一画目、
しまうち 14:18
これが思いのほか立ってあるんですね。線がまっすぐに近いですね。これ、ちょっとついつい左に開きがちなんで、これ注意したいと思いますね。そして、この大の字も絶妙な形になってますね。しかもすごく!幅がシャープですね。
しまうち 14:35
これはちょっと注意したいと思います。横長になりそうなのでね。そしてこの持ってという文字、これもなかなか左側に傾いてますね。そしてこの三画目の点なんですが、これはもうほぼ真横にはねられているこのブーという文字感じたのは、
しまうち 14:54
その余白の取り方。これ非常に大胆に余白が取られていますね。ですから、これは窮屈にならずにいわゆるし、しっかりと予約を意識して書きたいと思います。そして難しそうだなと思うのが、この、長いソウル線ですね。
しまうち 15:12
これは非常に難しいですので、ちょっとこの口角で交わる部分、ここでちょっと休憩しながら、まあ線に力を込めて書いてみたいと思います。そして最後の点、これも思いのほか内側に太く書かれていますので、注意したいと思います。
しまうち 15:30
そして最後この項ですね、この項なんかはまあ廃線という形の造形の特徴、よく現れているのではないかと思います。そして、これね、ちょっと微妙なんです。見た見てくださいよこの力これなんですが、思いのほかこの気質があまり出ていないですね。
しまうち 15:49
この払い左払いこのバランスですね。重心が思いのほか左に寄っている。そしてこの、相手ですね。ここに余白がたくさんできている。そしてこの左払いですね。これが変に、邪魔しないように縦に引かれる。そういうことで、
しまうち 16:10
この辺と作りの間の余白が生かされているんでしょうね。うん、これはついついね、キュッとしたいがためにひっつきがちだと思いますので、その点注意したいと思います。この6文字だけでも、これだけいろいろと気付いた点がありましたので、
しまうち 16:26
やはりまあただやみくもに書くのではなくて、まずは頭でしっかりイメージして、そして筆で書くということが大切なんではないでしょうか。実際、記号をしてみ?そしてまたおかしなところがありましたらあ、ここもうちょっとこうすればよかったなというふうにしてみたいと思います。
しまうち 16:42
それでは実践移ります。今回はまずはこの奥という字をしっかり計算してみたいと思います。では頑張ります。うん。いやけど、やはりね、1発書きというのは難しいもんですね。ちょっとやっぱりね、気になるのはね、この気質ですかね、
しまうち 17:16
この技術、ちょっとおかしかったなぁ。うーん、まあ重心はね、いけたと思うんですけど、ちょっとここですかね、この余白が全体的に狭かったですかね。それは何でかと言いますと、やはりここでしょうね、この位置でしょうね。
しまうち 17:39
この位置。これがやはり低かった。低すぎましたね。実際はもっと上なんでね、これこれはそうですね、この辺からいってこうでしたね。こんな感じでですから。ここはこれぐらいでしたね。こういうふうな感じで書かないといけませんでしたね。
しまうち 18:03
そう考えるとね、やはり皆さんこれね、形臨っていうのは難しいですが、逆にね、しっかり見れば見るほど楽しいです。やっぱり、うん、それだけ気づきがあって、かつ自分の字が変わっていくんですからね。ですから、ちょっともう一回書いてみたいと思います。
しまうち 18:32
はい、いかがでしたでしょうか。うん、島根自身もね。まあ、先ほどは、先ほどよりはちょっとはマシになったのかなというふうに思いますね。もう少しね、この日の部分はやはりね、大きいと思うんですね。うん。ですから、
しまうち 18:49
実際はやっぱり形臨、本当に形臨をしっかりしようと思うと、まあ、先ほどの鹿地ですね。かじをしっかりすることで発見することもあると思います。形臨といっても奥深い、本当に奥深いです。ただ、このように見る目を養っていけば、
しまうち 19:06
技術力もついてくると。思いますので、ぜひとも皆さんこの見る目を養う、よくお手本を鑑賞するということは、忘れないでいただきたいと思います。書道教室など、通われている方、たくさんおられると思います。そういう時は、
しまうち 19:20
その先生が個展を見まして、そして肉筆でお手本を書いてくださると思います。ですので、そのお手本をしっかり見ることももちろん一緒ですよ。その先生が書かれた肉筆のお手本と古典の原本。これを見比べるのも面白いですよ。
しまうち 19:40
お先生は、原本のここを見ているんだなっていうのも分かりますので。ですので、いわゆる2重の発見があるんですね。これも覚えておいてください。皆さんいかがでしたでしょうか?形臨1つとっても、とても奥深いということがお分かりいただけたと思います。
しまうち 19:59
今回、臨書と申し合わせて、リモと呼ばれる古くからの書画の学習方法にも触れる形になりました。日本では式写しは悪いことのように考えられてきましたが、古典手本の形態を正確に認識するためには有効な手法なんです。
しまうち 20:21
臨床は一生は生き生きとしますが、携帯の捉え方はどうしても不安定になりがちです。時系と一生ともにうまく習得するためには、臨床文書両方とも大切で必要だと思います。皆さん形臨意識してされていますか?と言わせていただいたの、
しまうち 20:44
こういうことです。今一度臨書、特にこの形臨について見直していただきまして、より臨床学習が楽しくなることを、島内は願って終わりにしたいと思います。それでは次回は意臨と背臨についてこれはですね、島内にとっても挑戦です。
しまうち 21:04
ですので、皆さんと一緒に勉強ができればと思います。それでは。書道大好きしませんでした。いやー秋の夜長が感じられるようになってきましたね。皆さんぜひとも良い週末をお過ごしくださいませ。長々と失礼いたしました。
しまうち 21:21
それではまた来週お会いしましょう!さよなら!
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