書道だいすき 第45話
完全保存版!『写経』の手引き!!【書道】
Shodo Daisuki – Episode 045
近年様々なメリットから人気の写経!!
でも本当に正しいやり方、ご存じですか!？
曖昧にせず、これを見てすっきり取り組みましょう!!
書道を愛する男『しまうち』がとことん解説!!
書道だいすき 第45話 動画の概要
この動画では、書道大好きしまうち氏が「写経の手引き」と題して、写経の正しい取り組み方について詳しく解説しています。
しまうち氏は写経を行う際の不安や疑問（用紙の向き、間違えた場合の対処法など）を解消し、心を落ち着かせて写経に取り組むための知識を提供しています。
動画の冒頭でしまうち氏は写経の3つの主なメリット（脳の活性化、免疫力の向上、文字の上達）を紹介し、まだ体験したことがない視聴者にも写経を強く推奨しています。
特に初心者向けとして、文字数が少なく短時間で書き終えられる般若心経（276文字）を推奨しています。
しまうち氏は写経用具の選び方について詳細に解説しており、紙は滲みの少ない厚手の和紙や奉書紙が適していること、初心者は経線入りの写経用紙を使うべきことを説明しています。
また墨については、上質の固形墨（特に和墨）を使い、黒く光沢が出る墨が理想的であると述べています。
筆については穂先が利く雀頭筆を推奨し、墨をしっかり貯められる利点を説明しています。
写経を始める前の準備として、しまうち氏は部屋を片付け、手を洗い、口を漱ぐなどして身を清め、姿勢を正して墨をすり、心を落ち着かせることの重要性を強調しています。
そして写経の書き方について、内題（本文の冒頭にある経名）、本文（1行17文字、全14行と15行目6文字）、奥題（般若心経と書く部分）、願文（自分の願い事を書く唯一の部分）、年月日・氏名の記入方法を詳しく解説しています。
最後にしまうち氏は、書き間違えた場合の対処法や写経を書き終えた後の扱い方（囘向文を唱える、丁寧に扱う、書き損じの処分方法など）についても説明し、視聴者に写経に取り組むことを勧めています。
Youtube 書道だいすき 第45話
しまうち 00:00
はい、どう書道大好きしまうちです。
さあ、今回は写経の手引きと題しましてお送りいたします。
近年、さまざまなメリットが取り上げられている写経、女性に人気の写経、当然、しまうちも体験済みです。
ただですよ皆さん、本当にその取り組み方正しいものですか？
しまうち 00:21
例えばですね、写経の終わらせ方とかですね、書いていって文字を間違えたらどうしよう。
そもそも書く用紙の上下。これどっちなの？というふうに不安を抱えていらっしゃいませんか？
心を整える写経を不安な気持ちで取り組むなんていうのは、
しまうち 00:39
まさに本末転倒ではないでしょうか。
今回の動画を最後までご覧いただきまして、心を落ち着かせて写経に取り組んでいただければと思います。
この動画チャンネルでは、書道に限らず、書くに関係することはどんどん紹介していきますので、
しまうち 00:55
チャンネル登録高評価何とぞよろしくお願いいたします。
それでは、ってみましょう。どうぞ。
写経をすることで得られるメリットを3つお伝えします。
ひとつ脳の活性化1つ体の免疫力が上がる1つ文字の上達これ大事ですよね。
しまうち 01:18
ええ、その3つ、本当に嘘でしょういうふうに思っていらっしゃる方いらっしゃると思いますが、実際に写経を経験された方は、これきっと分かっていただけると思うんですというのはですね。
ただ文字をひたすら書くだけなんですが、
しまうち 01:36
心がですね。何かね極められていく感じがするんです。
まだ写経を体験されたことがないという方も、ぜひともこの機会に体験されることを強くお勧めいたします。
写経とは、その名の通り、お経を書き写すこと、書き写した経文のことを言います。
しまうち 01:58
代表的な般若心経は、文字数が276文字と比較的少なく、書き終える時間も短いため、初心者の方でも取り組みやすいことから主流となっております。
この般若心経を要約すると、この世のあらゆるものには実態がない、
しまうち 02:16
欲望から離れることによって悟りが開けるよ、これを唱えなさい。…といったところでしょうか。
般若心経には、あらゆる物事にとらわれて、苦しいという方を救うための言葉がたくさん書かれており、仏教の神髄とも言える大切な教えが、
しまうち 02:39
ぎゅっと凝縮されているんですね。
意味を知らずに写経に取り組むほど、悲しいものはございません。
ぜひ覚えておきましょう。
続きまして、写経用具の選び方について、まずは紙からいってみましょうか、この紙なんですが、
しまうち 02:56
とにかくにじみの少ないものを選びましょうというのが、筆や筆ペンでゆっくり書かれると思うんです。
そうなると、どのような紙が良いかといいますと、鳥の子であったりが紙がいいと思います。
この鳥の子紙は比較的ちょっと分厚くて滑りがいいという利点があります。
しまうち 03:16
雁皮紙なんですが、色が黒く、強く出るという利点があります。
そして薄くてつけやすいというのも利点ですね。
初めは経線の入った写経用紙を使うことをおすすめします、というのがですね、この写経用紙には大概お手本が付いていますけれども、
しまうち 03:34
このお手本よく見ますと、どれも書きぶりが違うんですね。
ですので、しまうちこれ、好きだなあというお手本もあれば、ちょっとこれは書きにくいかなというお手本もあります。
そういった意味でこのお手本で選ぶというのも1つではあります。
しまうち 03:50
そして本当に初めてこの写経用紙を使うんだという方はですね、このお手本式写した方がいわゆるまあ文書ですね。
そうする方が形態を整えやすく、美しく書くことができますので、お手本の上に薄い紙を敷く、いわゆる薄い写経用紙を選ぶのがいいと思います。
しまうち 04:14
ちなみにこの写経用紙、先ほども言いましたが、余白の狭い方は上、広い方が下、そのように使うということだけは忘れないようにお願いします。
続きまして隅について。この墨なんですが、上質の油煙墨、特に和墨を使っていただきたい。
しまうち 04:33
この写経をできるだけ黒く、そして光沢が出る墨がいいんです。
そのためには墨を濃くすらないといけない。
この墨のすり方については、今までの動画を参考くださいね。
粘るとまた書きにくいですので、濃くて滑りの良い墨、
しまうち 04:50
これを選ぶのが一番いいと思います。
毎回この墨をするのが難しいなぁ。時間的にしんどいな。
という方は写経用の墨液というのがあります。
これは比較的小ぶりでありまして、持ち運びにも便利ですし、出したり直したりするのもラグでございますけれども、
しまうち 05:08
やはりせっかく写経をするのですから、心を落ち着かせるためにも、香りを嗅ぎながらリラックスして静かな心で墨をする。
これは大切なことだと思いますので、ぜひとも写経するときは罪をするようにしていただけるとしまうち嬉しいです。
しまうち 05:26
続きまして。筆なんですが、これはやはり穂先が利くというのは何よりも大事です。
そして、写経筆や雀頭筆という筆もあります。特にしまうちがおすすめなのは、やはり雀頭筆でなんですね。なぜかといいますと、この雀頭筆では、
しまうち 05:43
墨をしっかり貯めるタンクの役割をしてくれるんです。
ですから、写経を書く時はどうしても水もちが少ないと、その都度筆を墨につけないといけない。
これというのは、なかなかまた書くのが難しくなってくるので、雀頭筆でしっかりと墨がたまります。
しまうち 06:01
そして、穂先が利くですので、この墨文がいい筆というのも頭に入れておいて選んでください。
慣れない方は、ご自身の愛用されている筆ペンを使ってくださっても結構です。
そして、最近では写経用の筆ペンというのがあるそうですよ。
しまうち 06:19
これもしまうち興味ありますが、そういった筆ペンを使うのも全然ありですので、とにかく書きやすいもので書くということが大切です。
続きまして硯ですが、せっかく固形墨を磨ってくださいって言ってますので、この写経というのは少量の墨で大丈夫です。
しまうち 06:37
大きさでいきますと、3から4インチぐらいの小ぶりな作り、そしてこういった小ぶりな作りには、木箱がセットで付いている硯もあります。
ですので、1つ愛用のかわいらしい硯を手持ちで持っておくというのもいいかもしれませんね。
しまうち 06:54
墨液を使う場合は、その墨液を受ける器というのが要りますよね。
これは僕自でもいいのですが、僕自体はちょっと大きな大きさだなというふうに思った場合は、ご自宅にある研ぎ皿のような小さな小皿でも代用できますので、
しまうち 07:09
そちらをお使いください。
さあ、いよいよ写経の書き方についてといきたいところなんですが、まだ書く前にするべきことがございます。
部屋を片付け、手を洗い、口を注ぐなどして身を清めます。
そして各環境を整えます。
しまうち 07:28
姿勢を正し綴りに水を注ぎすを静かにすり心を落ち着かせます。
最後に手を合わせ、般若心経など書き写すお経を唱えます。
気軽に始めていただきたい写経なのではありますが、書く前にこういったこともすべきということを、
しまうち 07:47
頭の片隅にでも置いておいてください。
それではこれから写経を書いていきます。
まずはこちらの図をご参照ください。
内題とは本文の巻頭にある経名でございます。
佛説…から始まったり、魔訶般若から始まったり、書き方について若干の違いはありますが、
しまうち 08:07
特に間違いではなく問題もございません。
この内題、決められていますのは、本文と同じ大きさで書く、そして本文よりも若干字間を詰めて書くということなんですね。
これはなかなかね、知らなかったですね。
これ、本当に難しいことなんですが、
しまうち 08:26
そういうふうに書くみたいです。
続いて本文、この本文は1行に17文字書かれています。
これ難しいんですが、この経線の上から下まで、きっちりと収めなければいけませんです。
で、これは手本を左側に置いてそっくりそのままの大きさで書けばなんとかなるということなんですが、
しまうち 08:51
これもまた難しいんですよね。
最初はなかなか文字が大きくなって入りにくい。
それはありますが、もうこれは書き慣れていくしかないですよね。
17文字の本文は全部で14行、次の15行目は6文字。
この後に梵語の発音をそのまま漢字にした。
しまうち 09:12
偈というのがきます。
4文字4文字5文字5文字とグループみたいな感じになっておりまして、若干間隔空いてますよね。
ですので18文字ですが、想像以上に扁平いわゆる横長に文字を書かないと収まらないので、この扁平に書くというのはポイントだと思います。
しまうち 09:33
奥題とは竟題とも言い、本文の後に般若心経と書きます。
この般若心経本文の後に1行あけて書いてもいいんですが、別に1行あけて書かなくてもいいです。
そしてこの後に説明しますが、願文を書く場合ですね。
この願文を書く場合は、
しまうち 09:56
奥題から1行あけて願文を書きます。
そして願文を書き終わった後にまた1行あけて書いた年月日、そして記名ですね。
それを書きます。
そして、その後にまた1行空けるということがありますね。
ですので、その全体のバランスを見て、
しまうち 10:17
奥題と本文の間に1行空けるかどうかを判断してもいいと思います。
先ほど登場した願文なんですが、今まではただひたすら般若心経を書き写してきただけでしたよね。
この関門の部分だけは唯一、自分の思いであったり、
しまうち 10:35
自分の願い事をかける場所なんです。
例えば、古い写経なんかのこの願文の部分を読みますと、その当時の人、人の思いが分かるんですね。
いわゆる世相がわかるこれ、非常に興味深いことです。
せっかく皆さん写経される目的はさまざまだとは思いますが、
しまうち 10:55
この元本だけは書いてみるのがいいのではないでしょうか。
最も簡単な書き方としましてはための後に家内安全ですとか、病気平癒など。
ご自身の願い事を続けて書くと良いのではないでしょうか。
最後に書いた年月日、氏名、
しまうち 11:18
その後に敬書、拝書、謹書と書きます。
もし敷き写したのであれば、敬写、拝写、謹写となります。
そして必ず氏名は本名で書きます。
その後に雅印は押しません。
たまにですね、画号で書かれたり落款印を押されたりされる方もいらっしゃいますが、
しまうち 11:42
基本的には捺印はしません。
これらも含めまして、奥題の後に願文を書く場合は1行空ける。
そして、願文を書いた後にまた1行あけて書いた年月日を書く。
また1行空けるですので、このお題を書く場所、本文から1行空けるかどうかというのは、
しまうち 12:05
この全体のバランスを考えてからどうするか？という判断をされたらいいと思います。
願文は本文よりも小さめの文字で書き、本文よりも教頭を数字分下げて書きます。
同じく年月日、氏名なども本文より小さめに書きまして、
しまうち 12:25
最後書の部分を本文の最後とぴったりと合わせて収めて書くと、バランスよく書けます。
これ、なかなか難しいんですが、知っておいて損はないですので、覚えておいてください。
そして、あまりないケースではありますが、
しまうち 12:43
もし書き写す字を間違えた場合、こういった場合どうしたらいいかという対処なんですが、これは書き間違えた文字の右横に点を打ちます。
そして、同じ行の上でも、下でも空いている余白の部分に正しい文字を書きます。
しまうち 13:03
万が一書いている中で文字を飛ばしてしまった場合、いわゆる脱字ですね。
その脱字をしてしまった場合は、抜けた文字と文字の間の右横に点を打ち、その行の一番下に抜けた文字を書き入れます。
そして、その加えた文字の横にも点を
しまうち 13:25
打ちます。
そして最後にこの写経を書き終えた後、どうするのか、本来は囘向文を唱えるらしいんです。
これ、なかなか難しいんでね。
ちょっと空ではしまうち覚えられませんでしたので、ちょっとカンペ見させていただきますね。
しまうち 13:41
願わくばこの功徳をもってあまねく一切に及ぼし、我らと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを。
うん、なかなかね、難しい言葉ではありますが、このように唱えるということです。
また、書き上げた写経は仏像などと同じで非常に尊いものですので、
しまうち 14:09
丁寧に扱う必要があります。
納経もしくは奉納、もしくは仏壇などにきっちりと備える必要があります。
そして、もし書き損じの写経が出てきた場合、これも簡単にゴミ箱にポイとするのではなくて、もうね、仏像様と同じような尊いものですので、
しまうち 14:29
しっかりと貯めておきまして、先ほどの仕上げた、写経と同じように奉納するのもよしですし、もし書き損じの写経をご自宅で処分したいと思った場合は、ですね、まず書き損じた写経に一礼をし、そして書き上げる、そして残った灰にまた一礼します。
しまうち 14:51
このような手順で処分をしてください。
いかがでしたか？いや、正直ね、今回、しまうちも知らないことは多々ありました。
今回とても勉強になりました。皆様の普段の写経の取り組み方と比べていかがでしたか？
私はこのように写経に取り組んでいますよという方いらっしゃいましたら、
しまうち 15:12
ぜひともコメント欄で教えていただければとても嬉しいです。
誰かのため、自分のため思いを込めて静寂の中で写経を書く最初にメリットの話をさせ、いただきましたが、そのメリット以上の何かを感じていただけると思いますので、
しまうち 15:30
ぜひとも皆様にも写経に取り組んでいただければ幸いです。
それでは書道大好きしまうちでしょう。
今回も長々とお付き合いいただきました。
ありがとうございました。
また来週にお会いできればと思います。
それではありがとうございました。
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