前回『金文』から約600年後の文字!
『金文 春秋戦国時代編』を古典臨書していきます!!
人気漫画『キングダム』がまさにこの時代!!
各国独自の文字を見て、感じられる唯一の瞬間になります!!
是非最後までご覧ください!!
しまうち氏が「古典臨書シリーズ第六弾:金文春秋戦国時代編」を紹介しています。
前回に続き金文を取り上げる理由として、人気漫画「キングダム」との関連性と、秦が中華統一を果たす直前の時代における各国の独自の文字形態の興味深さを挙げています。
しまうち氏は春秋戦国時代の背景について説明し、周王室の権力衰退と諸国の台頭、文字文化の伝播について解説しています。
この時代には鉄器の普及とともに、鏨(たがね)を使って青銅器に直接文字を彫り込む「刻銘金文」が登場し、金を埋め込んで装飾的な表現も始まったと述べています。
特に注目すべき点として、しまうち氏はキングダムでも登場する秦・楚・燕・齊・趙の五国の文字を比較しています。
秦は周の文字文化を踏襲して整った文字を持ち、楚はリズミカルで多様性のある線が特徴、燕は北方に位置し青銅器の武器を多く製作した国で原初的な文字の特徴を持ち、齊は大国として魅力的な文字を持っていたと解説しています。
しまうち氏は個人的に齊の文字に魅力を感じ、臨書の実践として楚の文字を選びました。
臨書では「齊」「曼」「経」「永」の4文字を取り上げ、それぞれの字源や意味を説明しています。
齊の文字の特徴として、縦長の造形、曲線と直線のバランスの良さ、ゆったりとした余白、装飾的な部分を挙げています。
臨書の実践では、しまうち氏は線の強さと厳しさを意識しましたが、筆の運用法にまだ課題があると自己評価しています。
特に筆の穂先と紙が一致する瞬間の技術や、最後まで一気に書く執筆の部分に改善の余地があると述べています。
2枚目の臨書では筆先に力を入れて書き、線を思い通りに書ける確率を上げることの重要性を実感しています。
最後にしまうち氏は、秦の始皇帝が文字統一に重きを置いていたことに触れ、キングダム映画のセリフ「剣と文字でここまでのし上がってきた」から当時の文字の重要性を感じ取っています。
書道の楽しさを世界に伝えるという気概を持って活動していきたいと締めくくっています。
しまうち 00:00
はい、どう書道だいすきしまうちです。
さあ、やってまいりました古典臨書シリーズ第六弾今回は金文春秋戦国時代編をお送りいたします。
ええ、前回も金文だったのに、またというねお声聞こえてきそうなんですけれども、ちゃんと理由があるんですしまうちの相方ベンジャミンなのですね。
しまうち 00:22
大好きな大人気漫画キングダムというお話があるんですが、これがまさにこの時代にどん!ピシャなんです。
このキングダムを読んだことがない方、本当にごめんなさいというしまうち、原作全然読んだことございません。
苦情はベンジャミンに言ってやりましょう。
しまうち 00:41
でもですよ、世間一般的にはとても地味な存在。
まあ、よく言うならば、非常に稀有な存在である初動詞というのがですよ。
大人気漫画と絡められるということはなかなかないことですので、今回きっちりと活用させていただきたいと思います。
しまうち 01:00
ただ、それだけでキングダムだけで今回選んだというわけではございません。
秦が中華統1を果たし、文字を統一する直前のこの時代なんですけれども、各国でですね、それぞれの独自の文字の字形、これが非常に興味深いんですね。
しまうち 01:19
さらに、この時代背景というのがとてもドラマチックなんですね。
皆さん、ぜひとも最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
この動画チャンネルでは、書道に限らず核に関係することはどんどん紹介させていただきますので、
しまうち 01:34
チャンネル登録高評価何とぞよろしくお願いいたします。
それは群雄割拠の時代金武春秋戦国時代編いってみよう!
まずは時代背景について前回臨書しました。
大武帝から約600年後が今回の舞台春秋戦国時代になります。
しまうち 01:56
中王室の権力がどんどん衰退していく中、諸国の君主たちがですね、我こそは天下をという戦国時代になります。
それでは我々の主役である文字はどのような存在だったのか、中王室専用と言われんばかりの文字文化であります。
しまうち 02:15
ましたけれども、東に遷都していくわけですね。
それによって、この文字というのが各国に伝播していったと言われています。
それによってですね、今までになかった地域性であったり、独自性の文字というのが、中国全土にどんどんどんどん広がっていくタイミングと言われていた。
しまうち 02:37
青銅器が使用されているのは前回と同様なんですが、この頃は鉄器の使用が普及し、見込まれるだけではなく、タガネという道具を使ってですね、直接青銅器に文字を彫り込む『刻銘金文』というのが登場するんですね。
金を埋め込み金字を表現し、
しまうち 03:00
華やかさを演出しだしたのもこの時代だと言われています。
それではここ国でも青銅器はそれぞれ独自で作られていきます。
しまうち 03:23
そして青銅器だけではなく、お金に印、竹簡、帛書などこういった部分でも、それぞれ独自の文字文化というのが見られるのです。
この秦国というのは、諸国に比べまして、少し遅れて西の方に出来上がった国でして、州が遷都した後の跡地にですね、
しまうち 03:45
移り住むんです。
ですので、この周の文字文化というのをそのまま踏襲しているのが新聞なんですね。
ですので、まあ明らかに他の国の文字と比べまして、整っているでしょう。
他の地域の文字とは全然違うということを分かっていただけますでしょう。
しまうち 04:06
ですので、この周の文字を基準として、文字が統一されていくというのも、よく分かるような気がします。
次に楚の文字なんですが、非常に線に多様性があり、リズミカルに見えます。
まあなのですね。新興勢力の勢いというんですか。
しまうち 04:25
新しい文化の風を感じるような文字になります。
次に三晋なんですが、これは神が後に月間町に分かれるんですね。
それを合わせて三振と今回呼ばせていただいております。
その中でも中山王のお墓から出土した器の銘文見てください。
しまうち 04:47
これ非常にデザイン的ですよね。
明らかに他とは違います。
この斬新なデザインというのが現在では金文体という、本当に使用されているんですね。
非常におしゃれということで、女性に大人気とかいうそう、知らず知らずのうちに、
しまうち 05:07
どこかでこのコントを見ていたかもしれませんね。
次に燕この燕というのは北方に位置しまして、これ面白かったんですけれども、青銅器これ目の入った青銅器なんですけれども、その青銅器の武器兵器をたくさん作っていた国と言われるんですね。
しまうち 05:28
少し野蛮な気持ちもするんですけれども、確かにこの文字を見ますと、青春時代のね、何か金文を思わせるようなかたどられた文字というふうな感じがします。
ちょっと少し遅れているかなという感じがします。
最後に齊の文字なんですけれども、
しまうち 05:45
これはですね、秦と東西2つ分かち合うような大国ですので、やはり文字もどこかか抜けておりまして、非常に魅力的ですよね。
いやー、中王室御用達の文字がですね。伝播することによって、これだけ色濃く地域色というのが出るんですね。
しまうち 06:07
これは非常に面白い。今回ですね。
この母国の文字の中、てしまうと個人的にどれが一番好きだったかといいますと、ズバリ齊の文字ですので、今回はこの正の文字の臨書に挑戦したいと思います。
さあ、それではこれから臨書の実践に入ります。
しまうち 06:30
今回も事前にしまうちが最初に1枚書いておきました。
この銘文の内容というのは、西の国の陳曼さんという方が再使用に青銅器を作った、そしてその青銅器を末永く大切に使うよというような内容でございます。
今回もその銘文の中からしまうちが書きたいなというふうに思った文字を4文字ピックアップして書いております。
しまうち 06:56
まず、1文字目、こちらは、齊の国の齊、一斉スタートの正の文字の旧字体でございます。
紙の上に髪飾りを3本立てて並べた形、いわゆるこういった部分がかんざしを表しているんでしょうかね。
そしてこちら。
これは陳曼さんの漫画の『漫』のさんずい偏を取り除いた旁の部分ですね。
しまうち 07:24
これは女性の美しい目元を表しているそうです。
3文字目こちらは経緯の緯の旧字体でございます。
これは縦糸を張りかけた形というんですね。
これは少し余談にはなりますが、事の経緯の緯の意なんですが、
しまうち 07:44
こちらが横糸を立てかけた形らしいんですね。
こう考えると、漢字というのはやはり面白いですね。
そして次に最後、この文字は永久の永、これは水の流れる形だそうです。
今回、この名文を臨書するにあたりまして、
しまうち 08:04
その特徴まず全体的に縦長の造形であるということですね。
曲線的、そして直線的な線の融合というのが、非常にバランスよく美しいなというふうに感じました。
そして余白が非常にゆったりしている。
これもポイントではないかと思います。
しまうち 08:25
これは初めて気づいたんですけれどもね、こういったような、なんというんでしょうか、装飾的な部分、こういった部分初めて気づいたんです。
このああ、こういう書き方もあるのかなというふうに感じたので、その部分も特徴的だなというふうに思います。
しまうち 08:41
そして今回臨床するにあたって、個人的に気をつけたところ造形、これは大切だということはよくわかるんですけれども、今回も何よりも線も強く厳しく引きたい。
もうそれに尽きたんですけれども、まあ、今回もですね、
しまうち 08:59
残念ながらそれが言えてるかといいますとちょっとね、こういったところ、まだまだポテッとね。
してしまっておりますね。技術をしっかりと情報で入れて、地方で分筆するということができれば、おそらくこういう縦線なんかは両サイドが、
しまうち 09:23
かすれるはずなんですね。それができていないということは、しまうちまだまだ用筆法が未熟ということですね。
筆の穂先と紙が一致する瞬間の気質よくね、筆をついて付いてと言われるのですけれども、こういった部分ですね。
しまうち 09:39
この部分、非常に難しかったんです。
まだね、縦画は書きやすかったんですけれども、それが難しい。
そしてまだ戦後ね。最後までしっかりと一気に書きたいのに、ちょっとこういう執筆の部分ですね。
そういった部分も甘かったような気がしますね。
しまうち 10:02
次1枚しっかりと成長したいと思うんですが、より線質に気を使い、そしてもう少しですね。
きりっとした細い線がしっかり全体的に出せるように、頑張って書いてみたいと思います。
はい。1枚しっかりと書きました。うん、
しまうち 11:19
今回はですね、正直かなり筆先に力を入れて書いたつもりなんです。
今回思ったことはですね、皆さんも大体経験あると思うんですが、起筆を決めて、そして線を描いた時にですね、まあ、肌感覚でああ、もうこの線は失敗したというふうにね、
しまうち 11:38
そういうことあると思うんですよね。
この線をしっかり自分が思うように書ける確率をいかに上げられるのか、というのが大事なのではないかなというふうに思いました。
さまざまな用筆法を知れば知るほどさまざまな線が表現できる、
しまうち 11:54
そういうふうに感じました。
今回は以上でございます。
キングダムおしで始まった今回、この後、秦が中華統一を果たし、文字の統一が果たされ、『小篆』が誕生することにつながるのです。
秦王始皇帝は、文字の統一に非常に重きを置いていたと言われています。
しまうち 12:15
しまうち実はこっそりキングダム映画見たんです。
その中に印象的なセリフが1つありました。
そなたは剣と文字でここまでのし上がってきた。
うん。剣というのはよく分かります。戦国時代ですからね。
えっ筆どういうことというふうに思ったんですけれども、
しまうち 12:34
よくよく考えれば、その当時の文字という存在の大きさ、これを印象的に語っていたシーンではないかと思いました。
日本語を世界共通語の言語にといね、またこういう大風呂敷を広げてしまうとしまうちさん、何を言っているの?
しまうち 12:52
というふうに笑われてしまうかもしれませんが、それぐらいの気概を持って中国全土の文字を統一したい。
という熱い思いを持っていたということを感じるとですね、非常に始末な胸が熱くなった我々書道大好きチャンネルも、
しまうち 13:09
書道の楽しさを世界に伝えるんだというね。
そういうような気概を持って、今後できればいいかなっていう感じでどうでしょう?
それでは書道だいすきしまうちでした。
それではまた来週。お会いしましょう。さよなら!
本動画に登場する商品をご紹介します。
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