仮名用硯、漢字用硯、篆刻硯など、種類も豊富。本場中国の細羅紋硯、宋坑端渓硯なども取り扱い。
もちろん学生向けのセラミック製硯もありますので、小学生から書家の方まで、幅広くご利用いただけます。
是非一度ご覧くださいませ。
道は墨磨りからはじまる。
硯があるだけで心が落ち着く…。硯は単なる実用品だけではありません。観賞品でもあり、芸術品です。
硯は良い墨色を得る上で重要な役割を果たします。
「硯は一生もの」といわれるように、できるだけ良質の硯をご予算に合わせてお選びください。
良い硯で良い墨を磨る。最高の贅沢です。
書遊Onlineでは学童用から一品物の硯まで幅広い品揃えをご用意、常にお買い得価格でご提供しています。 用途に合わせて、サイズ、石の種類をお選びください。
書遊Onlineでは目安として3~5吋(インチ)の物を実用書・かな用、 6~7吋(インチ)の硯を漢字半紙・かな条幅用、8~10吋(インチ)の硯を漢字条幅用としてご提案しています。
石の種類は産地により異なります。それぞれの特徴を記載しています。お好みの硯をぜひ見つけてください。
硯は、実用以外に鑑賞用として所有する人も少なくありません。
実用と鑑賞では、観点が全く違いますが、様々な硯を見てみることも書道の楽しさにつながります。
硯は用途にあわせてサイズから選びます。 とはいっても、石によって特徴が違いますので、お好みの石がある方は石からお選びください。
硯には石の産地によって名前がついています。それぞれ石の色や特徴がちがいますので、ぜひお気に入りの硯を見つけてください。
中国の硯を唐硯(とうけん)日本の硯を和硯(わけん)と呼び、区別します。
中国には硯の石が取れる多くの石坑があり、その産地によって名称がついています。
また、産地によって石の特徴も異なります。沢山の種類から選べるので唐硯を利用する人も多いのが現状です。
硯には石の表面に「鋒鋩(ほうぼう)」という突起があり、鋒鋩により墨を磨ることができます。
鋒鋩のきめが粗いと墨が早く磨れますが、墨の粒子が粗くなり墨によっては墨色が出なかったり、にじみの美しさに影響すると言われています。
墨を磨るところを丘「おか」、磨った墨を溜めるところを海「うみ」と呼びます。淡墨にするときに使う硯板にはどちらもない場合があります。 硯の表面を硯面「けんめん」、裏面を硯陰「けんいん」、硯の縁は「硯縁」と呼ばれます。
■雄勝硯(おがつけん)
黒色硬質粘板岩で光沢・粒子の均質さが優れ、その特性は純黒色で圧縮・曲げに強く給水率が低く、 化学的作用や永い年月にも変質しない性質を持っています。
※2011年3月11日の東日本大震災大津波により、和硯の代表的産地である「雄勝硯」が壊滅的被害を受けました。
現在着々と復旧しておりますが、現状といたしまして安徽省で採れる石を仕上げ加工して出荷させて頂いております。
現在雄勝硯を改め、雄勝加工硯と称して販売しております。
■細羅紋硯(さいらもんけん)
安くて墨おりが良い硯
中国江西省の竜尾山一帯及び、芙蓉渓に沿った地域 から採れる硯。
薄い板状の岩が層になっている石材を縦割りに切り取り硯に仕上げており、横目の細かい文様(羅紋)が特長です。
安くて墨おりが良いので、初心者の方におすすめです。
■宋坑端渓硯(そうこうたんけいけん)
初心者も手にしやすい価格が魅力
中国広東省肇慶市高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
端渓硯の中でも最もリーゾナブルな価格が魅力です。
茶色がかった石色が特徴で、石質は比較的硬く墨おりも早い硯です。
硯面がギラギラしたものや赤味が強いものは、非常に硬質な石質となることが多い為、注意が必要です。
■麻子坑端渓硯(ましこうたんけいけん)
三大名坑の一つ麻子坑、中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
色艶が良く、石色は深紫系の色で石紋も美しいので人気です。紋様のバラエティーは老子に次ぎ、磨墨にも優れています。鋒鋩のキメが非常に細かいのが特長です。
鋒鋩があまり強くない為、こまめに硯の手入れしてください。
■坑仔巌端渓硯(こうしがんたんけいけん)
中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
老坑の南上の山腹に位置していることから、老坑端渓硯に酷似したものが多く見られます。
比較的小さめの硯が多くなりますが、墨おりは非常に良くキメの細かい石質で、眼(ガン)と称する石紋が出る硯もあります。
石色は紅紫色を基調としており、老坑端渓硯に比べて石が乾いている為、石声が金属音に近い音を出します。
■老坑端渓(ろうこうたんけいけん)
中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
端渓硯の中でも最上級といわれており、高価なものでは数十万円するものもあり、多くは淡紫色をしています。
墨おりは非常に良く、墨が溶けるようにおりていく感じを受けます。
硯を水で濡らすと様々な紋様が現れるものもあります。
古くから端渓第一といわれていましたが、現在は採掘を中止しており、大型のものは入手困難です。
用途に合わせて使いやすい大きさ、墨おりが良く、墨色が良く出るものがおすすめです。また、撥水性がよく水持ちがするものを選ぶと磨っている墨がすぐに乾かず何度も擦る必要がありません。 墨おりが良い硯は、墨を磨る丘をなでると細かな凹凸があり赤ちゃんの肌のようだと言われています。 また、中国製の硯は表面に蜜蝋を塗って仕上げてある場合があります。そういった場合がは、砥石で研いでから使用してください。
1吋(インチ) = 約2.5cm。硯の大きさは縦の長さで表示しています。かなにおすすめの3吋の硯は、硯の長さが7.5㎝となります。
かな/実用書には・・・・・・・・ 3吋~ 5吋
漢字半紙/かな条幅には・・・6吋~ 7吋
漢字条幅用には・・・・・・・・・・8吋~10吋
※お稽古などに持ち運びをされる方は ご自宅用とは別に持ち帰り用の硯を お持ちになると便利です。
※上記はあくまでも目安です。
硯の色・形・彫刻には様々な種類があり、
高級な硯の場合は二つと同じものは存在しませんので、お好みに見合うものをお選びください。
楕円型のものと角型のもので迷われておられる方が多いですが、ご自身のお好みでお選びいただいて問題ありません。
彫刻もお好みでお選びください。彫刻があるものを好まれる方、ないものを好まれる方、どちらが良いということは全くございません。
硯を綺麗に洗わなければ、硯についた古い墨が墨色を悪くしてしまいます。ご使用後の硯は必ず丁寧に洗ってください。
硯には墨を磨る為の鋒鋩があります。
やすりの役割を果たすものでが、この鋒鋩は墨を磨り重ねることにより徐々に摩滅してきます。
この摩滅した鋒鋩を立たせる為に砥石をかけてお手入れを行います。
砥石は墨が磨りにくくなった時だけかけるようにしてください。
硯の洗い方、研ぎ方»
書遊Onlineの読み物でご紹介している硯に関する記事を集めました。
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