書道だいすき 第61話
古典臨書シリーズvol.5 『神秘的な文字!!金文!!』【書道】

Shodo Daisuki – Episode 061

前回『甲骨文字』から約300年後の文字!
『金文』を古典臨書していきます!!
亀の甲羅から青銅器へ!!文明の進化が著しいこの時代!!
当然ながら文字もみるみる変貌を遂げていきます。
是非見ながら皆さんも挑戦してみて下さい!!

書道だいすき 第61話 動画の概要

しまうち氏による「古典臨書シリーズ第五弾」の動画内容です。
今回は金文(きんぶん)について解説されました。

金文は殷(いん)時代から漢時代に作られた青銅器に鋳込まれた文字で、甲骨文字から約300年後に誕生しました。
金文の名称は、当時青銅や銅のことを「金」と呼んでいたことに由来します。
金文は青銅器に直接彫られたのではなく、下書きした文字を薄い形で刻み、その溝に粘土を流し込んでかたどる方法で作られていました。この技術により、下書きした文字とそっくりな文字が青銅器に表現できるようになりました。

金文の特徴として、曲線が多く、随所に「ぽちゃっとした点」が見られ、可愛らしい印象があります。
金文は殷時代初期には生活用品は土器を使用し、特別な儀式や祭事の際に青銅器を使用していました。
初期の青銅器には持ち主の名前や職業などの簡単な情報が記されていましたが、周(しゅう)時代になると文章が長くなり、彫られる文字も多くなりました。
この時期は「賞賜策命器」と呼ばれ、王様の権威を青銅器に表すようになりました。

しまうち氏は今回、「大盂鼎(だいうてい)」という金文を選び、臨書に挑戦しました。
これは紀元前1000年頃の周初期のもので、内容は「盂(う)」という人物が王様から恩恵を受けたことを記念して青銅器に残したものです。
しまうち氏は「宋」「周」「令」「盂」の4文字を臨書し、金文特有の曲線や太さの変化を表現しようと試みました。

しまうち氏は、時代をさかのぼる臨書を通じて歴史を体験する楽しさを語り、次回の古典臨書シリーズへの期待を述べて締めくくりました。 古典臨書シリーズ第五弾の紹介 ‎ 00:00:00 しまうち氏が古典臨書シリーズ第五弾として金文に挑戦することを紹介しています。
甲骨文字から約300年後の文字である金文について、その変化や時代背景を解説し、最後に実際に書に挑戦する予定であることを説明しています。
また、この動画チャンネルでは書道に関することを紹介していくので、チャンネル登録と高評価をお願いしています。

Sutra Copying Set

Youtube 書道だいすき 第61話

しまうち 00:00
青銅器を使用したんですね。なんとなく納得できますよね。
可愛く思えたんですよね。ここが実際はもっともっとふと。
はい、どう書道大好きします?さあ、やってまいりました。
古典臨書シリーズ第五弾、もしもち迷いませんからね。

しまうち 00:19
前回放送させていただきました甲骨文字から約300年後の文字、そうです。
金文に挑戦したいと思います。
甲骨文字から金文にどのように地形が変化していくのか、そしてその時代背景というのはどういったものなのか、というのも解説させていただきながら、

しまうち 00:38
最後は書に定めてみたいと思います。
この古典臨書シリーズに臨むに当たりまして、毎回まずいろいろと下調べして、勉強をしながらこの撮影に臨むんですけれども、いやー、もうなんていうんですかね、思い込み思い込みというのはなんとも曖昧ですね。

しまうち 00:55
ぼんやりとした存在なんだというのを本当に思い知らされるんですね。
皆様からへーそうなのというふうにですね、思わずですね、わらしてしまうような内容になっていますので、ぜひとも最後までお付き合いになるけど、

しまうち 01:09
よろしくお願い致します。
この動画チャンネルでは、都道に限らず、書くに関係することはどんどん紹介させていただきますので、チャンネル登録高評価よろしくお願いいたします。
さあ、それでは古典練習シリーズ、早速行ってみましょう!

しまうち 01:25
前回から300年の月日を経て誕生したのが金文なんですね。
この金文というのはですね、院時代から漢時代に作られた青銅器の上に囲まれた文字のことを言います。
そして、この青銅器というのはですね、金属を溶かしたものを鋳型に流し込んで作られますので、

しまうち 01:45
この金文は、基本的にかたどられた文字と言っても過言ではないのでしょうか。
この金文というのは、なぜに金文というのか。
それは当時、この青銅や銅のことを金と言っていたからなんですね。
いや、これ、なかなかありそうな話ではないですか。

しまうち 02:02
亀の甲羅から青銅器ですよ。
皆さん、一気に文明進歩したと思いませんか?ちなみに、この金文というのは、確かな製造方法というのが、いまだに解明されていないんですね。
ですので、現代で再現しようと思うと、これものすごく難しいんですよね。

しまうち 02:21
いわゆる再現不可能と言われるぐらいたいへん恐ろしく高い技術で製造されていたっていうことなんですね。
非常にミステリアスかつ神秘的な文字。
これが皆さん金文なんですよ。金文誕生当初いわゆるい時代ですね。
生活用品は土器、

しまうち 02:42
そして特別な儀式や祭事を行うときは、青銅器を使用したんですね。
そして、その青銅器というのは、その持ち主の名前であったり、職業など。
簡単なものを記して彫っていたにすぎなかったんですね。
そして、時代が進んでいきますとし、

しまうち 03:01
時代になります。文章は長くなってきますし、ほられる文字というのが多くなってくるんですね。
この頃には『賞賜策命器』と呼ばれまして、当時の王様の権威を青銅器に表すようになるんですね。
そういった変化が生まれるのでございます。

しまうち 03:17
極めつけられた文字文章のことを銘文と言います。
この長い銘文なんですけれども、書道の世界では、後の天正を学ぶ上では、極めて重要なお手本の役割を果たすということを付け加えておきます。
長い金文の歴史の中で今回なんとしまうちが選んだのは、

しまうち 03:39
『大盂鼎』になります。
これは時代でいきますと青春前期紀元前千年ごといったところでしょうか。
甲骨文字と比較しますと、ですね、曲線が多くて、かつ随所にですね、ぽちゃっとした点がね、見られますよね。
こういったところもなんとなくね、

しまうち 03:57
可愛く思えたんですよね。
恥ずかしい話になるんですけれど、もしまち甲骨文字と同じようにですね、この金文も青銅器に直接彫ってるんじゃないかっていうふうにね。
思っていたんですよね。
違ったんですねというのがですよ。

しまうち 04:14
皮、たくさんありますよね。
この皮ですよ。下書きして、そして、この下書きの文字を薄い形で刻むんですよね。
そしたら当然溝ができますよね。
その溝に粘土を流し込んでかたどるんですよね。
そうするとですよ。改めてこの金文見てください。

しまうち 04:36
なんとなく納得できますよね。
ああ、なるほどね。だからこういうふうになっているんだっていうふうに思わせてくれますよね。
当時、この技術が発見されたことによってですよ。
下書きした文字と、そっくりな文字が、青銅器に表現できることになるんですよね。

しまうち 04:55
ということはですよ。
書くことの喜びというのはですね、当然ながら生まれてくる瞬間でもあるんですね。
もう絶対そうだと思いませんか?だってですよ。書いた下書きがそのまま。
そっくり青銅器に表現されるんですから、

しまうち 05:12
それは絶対自分が書いた文字が俺の青銅器になっちゃったよみたいなあります。
絶対ね、人の腕の変化というよりはですよ。
使われる素材の変化というのが、一番影響を受けた時代であった、というふうに言っても過言ではないはずです。

しまうち 05:30
今回は、この多用される曲線や随所に見られる趣のある肥筆、これ、難しい言葉ですね、肥えた。
線というんでしょうか、そういったものを再現できるように挑戦したいと思います。
さあ、それでは早速、金文の臨書実践に入りたいと思います。

しまうち 05:51
今回は大盂鼎を書くということでしたが、そもそもこの大盂鼎の内容とは何かと簡単ざっくりと説明しますですね。
うーさんがですね、王様から恩恵を受けたということを記念にしたいということで、青銅器に残したといったような内容でございます。

しまうち 06:08
そして今回もあらかじめしまうち4文字ピックアップしまして、実際に揮毫したものをこちらでございます。
何を書いたかといいますと、まあ、いわゆるそうしですね。
これは州の当時の王様が住んでいた都のことですね。そしてまあ、

しまうち 06:28
これは令という文字ですね。
いわゆるまあ、命じるということでしょうか。
そして出てきました盂さんでございますね、盂という字ですね。
ですので、まあ、前後文章があるんですけれども、いわゆる王様が盂さんに命じたよということの一部分、

しまうち 06:44
これを書きました。
今回も、前回同様、まあ、いわゆる甲骨文の流れもあってですね、まじ今回も力強い線を引きたいというふうに思って書いたんです。
そしてかつですね。
いわゆる篆書のもとになったということで、今回ちょっとね、

しまうち 07:02
いわゆる蔵鋒でかつ送筆に関しまして、いわゆる運筆ですね。
文筆に関しましては、中鋒を目指して書いたんですけれども、まあ、このようにちょっとですね、全体的に線が細くなってしまったなあというイメージがあります。

しまうち 07:17
せっかくですからね、多様的な曲線、そして肥筆でしたね。肥えた線を表現したいということでしたので、まあ実際ですね。
よく原本と見比べてみますとですね、このその文字でいたここですね、ここですね、ここが実際はもっともっと太いんですね。

しまうち 07:37
そして、あとそうですね、この辺の曲線なんかも結構。
太いですかね、あとはですね、この特にですね。今回気をつけたいところは、この太くなっている部分なんですけれども、いわゆる肥筆と言うんですけれども、まあよくよく考えましたらですね、

しまうち 07:54
文字をかたどっているわけですから、ひょっとしましたら、まあ、実際に書いているものよりも型を取った時にですね、わあ、何かちょっとなあ、実際の作用の太くなってるなぁっていうような感じ。
そういうことを見受けられますんで、

しまうち 08:08
まあ、ちょっと不自然な太さでもありますけど、それがちょっと可愛らしいなあというポイントでもありますのでね、そういったところに気をつけて今回書いてみたいと思います。
それでは早速1枚清書に入りたいと思います。

しまうち 08:21
ゆっくりと書きますんでね。
今回も少し早送りになるかもしれませんが、頑張って書きます。
はい、1枚頑張って書いてみたんですけれども、そうですね。
先ほどよりは、少し肥筆というところを勘違いしてしまったかもしれませんけれども、

しまうち 09:29
まあ、力がだいぶ入ってしまったということですかね。
ですので、先ほどよりはうーん、一気にポテッとした感じはありましたけれども、まあ、かわいらしく写ってたら、それでいいんじゃないかなというふうに思ってしまいます。

しまうち 09:44
あと、こういうですね、金文独特のまあ、文字の造形というんです。
とかこれはちょっとですね。
今までその綺麗な整ってきた文字ばかり書いてきましたので、ついついねなんていうんでしょう。
この絶妙な崩れ加減というか、

しまうち 10:00
バランスっていうんですかね。
こういうのを表現するというのは、まあ難しいというふうに思いましたので、その点はですね、形臨というよりは、まあ、自分の中で感じるが、まま書くというね入りの方に近づける方がいいのかな、

しまうち 10:14
というふうに少し感じた次第でございました。ですので今回は、で以上とさせていただきます。
いかがでしたか?今回もいろいろと新しい発見がありました。
時代をさかのぼっていく臨書皆さん、意外にしまうちめちゃくちゃ楽しんでおります。

しまうち 10:34
その時、その時の歴史というものを、じわじわ自分で再現しているような気分になるんですよ。
いわゆるドラマの主人公になったような気分に浸れるわけです。
書き手の表現が素直に現れ始めたこの金文。
さあ、その次というのはどう?

しまうち 10:52
このようなドラマが待ち受けているのでしょうか。
次回に向けてしまうちまた勉強していきたいと思いますので、乞うご期待でよろしくお願いいたします。
それでは書道大好きしまうちでした。
それではまた来週お会いいたしましょう!

しまうち 11:07
さよなら!

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