書道だいすき 第55話
必見!!生まれ変わる!?硯のお手入れ方法!!【書道】

Shodo Daisuki – Episode 055

書道に欠かせない硯!!
その洗い方やメンテナンスの方法、意識されてない方多いんじゃないでしょうか?
今回は基本的な硯の洗い方や、鋒鋩のメンテナンスを台所定番洗剤を使用することで誰でも簡単に試して頂ける方法など!!
盛りだくさんでお送り致します!!
是非お手持ちの硯でお試し下さい!!

書道だいすき 第55話 動画の概要

しまうち氏は硯(すずり)のお手入れと目立てについて詳細な解説を行いました。
多くの人は硯を使用後に水やお湯で洗い流し、拭き取るだけですが、この方法では墨汚れが完全に取り切れていないと指摘しています。
適切なお手入れ方法として、まず70度前後のお湯に20~30分つけ置きすることを推奨しています。
これは墨の主要成分である膠がこの温度で溶け出すためです。

次に、柔らかいスポンジや歯ブラシを使って優しく洗い、自然乾燥させることが重要だと説明しました。
特に硯の「鋒鋩」(凹凸部分)に墨や膠が付着して目詰まりを起こすことがあるため、丁寧な洗浄が必要です。
新しい硯については、多くの場合、見栄えを良くするために蝋(ろう)で化粧されていることが多く、この蝋も70度前後で溶けるため、同様の洗浄方法で本来の性能を引き出せると解説しています。

硯の目立てについては、長年使用して摩耗した硯の凹凸を鋭くし直す方法として、クリームクレンザーの使用を提案しています。
このクレンザーに含まれる研磨剤(カルサイト)は硯を傷つけにくく、適切に使用することで硯を蘇らせることができると説明しました。
目立てを行った後、硯が研ぎ澄まされすぎている場合は、耐水ペーパー(3000番や4000番)を使用して調整できるとアドバイスしています。
ただし、高級な硯や良質な硯は墨をするだけでは摩耗しにくいため、目立ては必要ないと強調しています。

しまうち氏は最後に、目立ては硯を傷つけるリスクがあるため最終手段であり、まずは正しい洗い方を見直すことが重要だと締めくくりました。
当初は泥砥石を使った方法を試みたが、硯に傷がついてしまったため、今回紹介した方法に至ったという経緯も説明しています。

Sutra Copying Set

Youtube 書道だいすき 第55話

しまうち 00:00
この鋒鋩が目詰まりを起こしてしまう。
何か違うなぁと思っているそこのあなたも、硯を洗うのにうってつけの洗剤ではないでしょうか。
見比べても一目瞭然。硯の目立ては最終手段です。
はい、どうも書道大好き仕事です。

しまうち 00:19
今回は生まれ変わる硯のお手入れとね。
大それたタイトルでお送りさせていただきます。
皆様は普段づりを使い終わった後、どうされていますか?大抵の方はですね、水やお湯で洗い、そして拭き取る、そして指なんかでね、

しまうち 00:39
ちょっと丘をさわって、うん、汚れていない、これでバッチリオッケーという方が大半ではないでしょうか。
ただですね、この方法では、実は墨汚れというのはまだ取り切れていないんですね。
この汚れが蓄積されることによって、皆様の硯そのポテンシャル発揮されていないかもしれませんよ。

しまうち 01:02
今回はしまうちがおすすめする硯のお手入れ。
これを紹介させていただくことになって、皆様の硯を、不死鳥のごとく生まれ変わらせる、そうして蘇らせるということに挑戦したいと思います。
おつけお願いしますよ。この動画チャンネルでは、

しまうち 01:21
書道に限らず書くに関係することはどんどん紹介させていただきますので、チャンネル登録、高評価、そして温かいコメントなどぞよろしくお願い致します。
それでは早速本編に入ります。
どうぞ!
それでは、基本的な硯の洗い方についてご紹介させていただきます。

しまうち 01:42
今回使用する硯はね、見慣れたしまうちが愛用している端渓硯、丁寧に洗っているつもりなんですが、やはりよく見るとす残っているんですね。
こちらを実戦で使っていきたいと思います。
まず、その硯をお湯に20分から30分つけ置いてください。

しまうち 02:03
ここでポイントなのは、そのお湯の温度なんですね、というのが墨の主要成分である膠、これが溶け出す温度というのは皆さん何度ぐらいか想像つきますか?
実は70度前後なんですね。
ですので、そのお湯の温度は70度前後のものでお願いいたします。

しまうち 02:24
そんな2、30分もつけ置き無理よという方もいらっしゃると思いますので、せめてね、お湯でしっかりと洗い流すこれだけはお願いしますよ。
その二なんですが、柔らかい!スポンジやブラシなどで洗うということです。
今回はしまうち柔らかい歯ブラシを使って硯を洗いました。

しまうち 02:45
もちろん、墨などもしっかりと丁寧に、そしてゴシゴシするのではなくてですよ。
皆さん、あくまでも優しく、何事も優しく丁寧に洗うというその三なんですが、ずり洗い終わった後布などでしっかりと拭きますよね。その後、

しまうち 03:05
急激な乾燥ドライヤーなんかでバーンとするのは絶対ダメですよ。
あくまでも自然乾燥自然乾燥で乾かしてください。
これが基本的な作りの洗い方になります。
しっかりとらえたというふうに思ってもですね、硯には鋒鋩というのがありまして、

しまうち 03:24
この鋒鋩の凹凸にですね、すすやに皮がこびりついてしまっていることがあるんですね。
それによって、この方法が目詰まりを起こしてしまうですので、このような洗い方が大切になってくるということ。
だけは忘れないようにお願いします。

しまうち 03:42
これまで一度もこの洗い方を実践したことがないという方いらっしゃいましたら、なんとかこの方法を繰り返すことで、硯が効果的に洗うことができますので、ぜひともね実践よろしくお願いします。
少しですね。ここからは少し余談話横道にそれるんですが、

しまうち 04:01
新しい硯を買われたらワクワクしますよね。
そのまますぐに使いたくなります。そして、いきなり墨をすったりされてませんよね大丈夫ですか?というのはですね、まあ1万円前後のお手軽に買える硯というのはですね、

しまうち 04:18
まあ見栄えであったり、美しさを保つために、化粧されていることが多いんですよね。
まあ、新しい作りですよ。
水滴をちょっと垂らしてみますと、なんだかちょっとこの水滴上滑りしてるような気がするなあと思われたいですとか、

しまうち 04:36
明らかに水滴は弾いてるぞというふうに感じられた時、これはもう完全にその硯化粧されていますね。
そして、この化粧に使われるのが以外まあ蝋なんですね。
そして、この蝋が溶ける温度、果たして何度かと言いますと、

しまうち 04:56
先ほどの膠と同じ境界温度が70度前後なんですね。
もう皆さんお気づきですよね。
ということは、先ほどの洗い方を実践することによって、蝋がしっかり溶けまして、いわゆる、新しい硯の本来持っているポテンシャルで、

しまうち 05:18
墨を擦れるということなんですね。
ですので、皆さん新しい硯を買いましたら、もうすぐにしっかりこの洗い方を実践していただきまして、一刻も早くすっぴんにしてあげてくださいね。
さて、ここからがメインポイントになります。

しまうち 05:37
先ほどの洗い方を実践しても、どうも墨の刷り方、何か違うなあと思っているそこのあなた、次は硯の目立てが必要かもしれません。
この硯の目立てとは何か?それは硯の方々の凹凸を鋭くし直すこと。
長年硯を使用していますと摩耗が進みます。

しまうち 06:00
そして、その鋒鋩を目立てすることによって、以前のように墨が擦れるようになるのです。
いやいやいや、でも、そんな専門家的なことを言われても、専門的なものいるんでしょう?というふうに思っていらっしゃる方おられるとは思うんですが、

しまうち 06:17
大丈夫、大丈夫なんですよ。今回は台所の定番の洗剤。
うーん、クリームクレンザージフを使用します。このジフなんですが、アルカリ性のクリーム洗剤でして、汚れを浮かせる海面活性剤と、その浮かせた汚れを削る研磨剤というのが、

しまうち 06:43
入った組み合わせの洗剤なんですね。
もう硯を洗うのにうってつけの洗剤ではないでしょうか。
この研磨剤、天然成分のカルサイトというのはですね、ガラスやステンレスよりも柔らかくてですね。
硯を傷つけにくく、

しまうち 07:02
硯をあえるということなんですね。
これ、すごくないですか?やり方はいたって簡単なんです。まずは先ほどの洗い方と同じように、20分から30分、あの70度程度のお湯につけ置きます。
それを出してきますよね。

しまうち 07:18
先ほど使った柔らかい歯ブラシ、そこにジフを塗るんですね。
そして、この歯ブラシでですよ。優しく優しく全体を満遍なくこうするんです。
皆さん優しくがポイントですからね。
ゴシゴシ言ったらあきませんよ。
傷つけてしまいますからね。

しまうち 07:39
優しく洗ってくださいね。
何度も何度もですね、磨を繰り返すことで、だんだんこの研磨材の粒子がですね、細かく馴染んでくるんですね。
ですので根気よくですよ。
皆さん、根気よく優しくこすり続けてくださいね。
そして、

しまうち 07:54
きりが良いところまでできましたら、40度のぬるま湯でしっかりと硯を洗い流してください。
そして布などでしっかりと拭き取る。
これで大丈夫です。
さあ、どうですか?見比べても一目瞭然、かなり綺麗になったのではないでしょうか。

しまうち 08:13
ただですね、これ研磨したことによって硯の表面が削られておりますので、いわゆる元の硯の赤色というのが出ていますよね。
けれども、また墨をする、そして洗う墨をする、洗うというのを繰り返していきますと馴染んできますので、

しまうち 08:32
ご心配なく。
まあ、生まれ変わるというよりはですね、一皮めくれるという表現の方が正しいかもしれません。
ただし、正し注意点が1つあるんですね。
高級な硯であったり、良質な硯であればあるほど墨をするぐらいでは、

しまうち 08:51
鋒鋩というのは摩滅しないんです。
ですので、目立てをする必要というのは、全くないと言い切ってもいいのではないでしょうか。
良質な硯に目立てをするというのは、表面を削ることになります。
傷がつくかもしれません。

しまうち 09:08
そして色の変色があるかもしれません。
皆さんの大切な大切な硯に傷をつけてしまうかもしれません。
ですので、そこだけは本当にご注意よろしくお願いします。
この目立てをしなくても普段からですよ。
しっかりと正しい硯の洗い方をしておれば、

しまうち 09:30
目立てなんてする必要全くないんです。
あくまでも硯の目立ては最終手段です。
この目立て、されるときはあくまでも自己責任でよろしくお願い致します。
さあ、続きまして、この目立てを行った硯は、ほぼが研ぎ澄まされているんですね。

しまうち 09:49
逆に今度はうん、なんか研ぎ澄まされすぎてすり心地、また違和感があるなあという方出てくるかもしれません。
そういった時は耐水ペーパーを使用します。
鋒鋩が立ち過ぎたその鋒鋩を残しながら、その余分な部分を耐水ペーパーを使ってまあ取り除く略役割を果たしてくれます。

しまうち 10:13
番手が高くなればなるほど目が細かくなります。
ですので、硯の目を細かく研磨したいという形になりましたら、まあそうですね。3000万もしくは4000万ぐらいをご使用されるといいのではないでしょうか。
今回は端渓を使用しますが、

しまうち 10:31
その他の硯を耐水ペーパーで磨くときの場合の目安というんでしょうか。
それをこちらに表しておきますので、どうぞご参考くださいませ。
耐水ペーパーの使い方なんですが、まずは小さく切りまして、指の腹に合うように、

しまうち 10:48
まあ、折りたたんで植える。
このようね、すみをするような感じで、まんべんなく満遍なく、またしてもゴシゴシではなくて優しく磨いてくださいよ。
皆さん、そこだけは忘れないようによろしくお願いします。この耐水ペーパーというのはですね、

しまうち 11:05
このように優しくこすっていてもですね、すぐ目詰まりしてしまうんですよね。
これは感触でわかると思います。
そうなった場合は、また新しい耐水ペーパーを用意しまして、できるだけ同じコンディションで、このように優しくこすってくださいね。

しまうち 11:22
いかがですか?まあ、ピカピカになったというわけではないですけれども、目立てによりましてしまうちの端渓、蘇ったのではないでしょうか。
今まで使っていない硯それとかですね、また、すり心地ちょっと違うなけど、昔を思い出して墨をすりたいなという方いらっしゃいましたら、

しまうち 11:41
まあ、硯を出してきて、このようにまた洗っていただきましたら、硯喜ぶのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
ええ、この方法をとったの?っていうふうにね。
驚いた方、多くいらっしゃったのではないでしょうか。

しまうち 11:56
当初はですね、目立てで有名な泥砥石を使って、硯のお手入れ、実践してみたんです。
たまたまその泥と石に不純物が入っていたんです。
そしてしまうちの端渓、少し傷ついてしまったんですよ。
このまま動画を配信するわけにはいかず、

しまうち 12:16
もうね、しまうち悩んだんです。
ようどうしようかなあとね、もう内野球ひねって考えてたどり着いたのが今回の方法だったんです。
この泥、砥石を一切使わないでと否定しているわけではないので、そこだけは皆さんお間違いなく何とぞご容赦願いますよ。

しまうち 12:36
繰り返しお伝えすることになるのですが、目立てというのは硯を傷つけたり、見た目を変化させてしまうリスクが高いので、このリスクを最大限取り除いたのが、今回の方法なんです。
まずは洗い方を見直し、目立てをすることなく、

しまうち 12:55
硯のクオリティーを保つということが最優先事項なんです。
皆様、これだけは決して忘れないようによろしくお願いしますよ。
それでは書道だいすきしまうちでした。いつも応援ありがとうございます。
また来週にお会いいたしましょう!

関連商品について

本動画に登場する商品をご紹介します。

硯 /suzuri

道は墨磨りからはじまる。
硯があるだけで心が落ち着く…。硯は単なる実用品だけではありません。観賞品でもあり、芸術品です。
硯は良い墨色を得る上で重要な役割を果たします。
「硯は一生もの」といわれるように、できるだけ良質の硯をご予算に合わせてお選びください。 良い硯で良い墨を磨る。最高の贅沢です。

対象商品:79

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水ペーパー #1000(N) 1枚
77円 (品番:5166)

数:

水ペーパー #100(N) 1枚
77円 (品番:5304)

数:

水ペーパー #180(N) 1枚
77円 (品番:4496)

数:

水ペーパー #400(N) 1枚
77円 (品番:5160)

数:

売れ筋羅紋 篆刻二面硯
660円 (品番:5388)

数:

特制細羅紋硯 金縁二五度
594円 (品番:5703)

数:

特制細羅紋硯 金縁三五度
660円 (品番:5704)

数:

特制細羅紋硯 金縁四二寸
792円 (品番:5705)

数:

【長期欠品納期未定】和硯 雄勝加工硯 料紙 五三寸
7,700円 (品番:5021)

SOLD OUT

和硯 雄勝加工硯 小町 4号
5,236円 (品番:5070)

数:

売れ筋和硯 雄勝加工硯 小町 3号
4,620円 (品番:5069)

数:

和硯 雄勝加工硯 角上 二五度
1,771円 (品番:5005)

数:

和硯 雄勝加工硯 角上 三五度
1,771円 (品番:5006)

数:

和硯 雄勝加工硯 角上 四二寸
2,310円 (品番:5008)

数:

和硯 雄勝加工硯 天然 四二寸
4,466円 (品番:5022)

数:

和硯 雄勝加工硯 角上 四平
2,695円 (品番:5009)

数:

和硯 雄勝加工硯 天然 四五平
5,390円 (品番:5025)

数:

中国硯 細羅紋 長方 四五平
561円 (品番:5430)

数:

硯箱 花梨 写経用
6,160円 (品番:15776)

数:

硯箱 花梨 7号
10,010円 (品番:16063)

数:

坑仔巌端渓硯 5吋
19,800円 (品番:22118)

数:

白端渓硯 7吋
44,000円 (品番:22129)

数:

宋坑端渓硯 7吋
33,000円 (品番:22133)

数:

宋坑端渓硯 長方型斜面彫 7吋
27,500円 (品番:22134)

数:

麻子坑端渓硯 9吋
275,000円 (品番:22147)

数:

坑仔巌端渓自然硯 9.5吋
154,000円 (品番:22148)

数:

坑仔巌端渓硯 12吋
165,000円 (品番:22149)

数:

歙州硯無紋硯 楕円 4吋
3,850円 (品番:24360)

数:

歙州硯無紋硯 楕円 5吋
4,620円 (品番:24361)

数:

「軽い」すずり四五平
308円 (品番:14067)

数:

水ペーパー #1200(N) 1枚
77円 (品番:5167)

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