この動画では、書道だいすき『しまうち』が落款について語ります!
しまうち氏による「落款(らっかん)」についての解説講座です。落款とは書画作品の左端に記される署名や制作年月日などの情報のことで、元々は「落成款識」という言葉の略であると説明されています。落成は書画の完成を意味し、款識は署名捺印を指します。
落款の基本的な書き方や形式について詳しく解説しています。名前や号を書く際の文法的な構造(「〇〇書」で「〇〇が書いた」という意味になる)や、臨書作品における落款の書き方の違いなどが紹介されています。
また、落款の位置と形式についても説明があり、半切作品を例に挙げて、落款を入れる位置やバランスについての考え方が示されています。基本的には本文は紙の中央に、落款は左側のやや上寄りに書くことが原則とされていますが、作品に合わせて調整することの重要性も強調されています。
最後に、年を表す際に用いられる「干支(かんし)」についても触れ、60年周期で元の干支に戻ることから「還暦」という言葉が生まれたことも紹介されています。
展覧会で作品を見る際には落款にも注目することで作品への理解が深まると述べ、次回は作品に合った落款の大きさについて説明する予定であると締めくくっています。
しまうち 00:00
はい、どうも書道大好き。すごいです。落款という言葉は聞いたことあるけれども、実際に説明するとなるとうん。と言葉に詰まりますよね。または落款印のイという方が印象が強いかもしれませんね。今回は導入編として、
しまうち 00:22
落款とは何かについて簡単に説明していきたいと思います。ほんのわずかでも知ることによって、展覧会に行っていただいて、作品を見ていただいたときに、あっ、これが落款かというふうにですね、少しでも気づきになっていただければ、
しまうち 00:39
しまうち嬉しいと。思います。この動画チャンネル、また継続してみたいわという方はチャンネル登録いただきまして、高評価ボタンをポチッとね。押していただくととても嬉しいです。それでは本編スタートです。落款とは何か、
しまうち 00:57
書画作品の左端の方によく見られますよね。筆者の生命やあだ名号などを書きまして、印を押印するなどして、作品の完成の意を表します。さらに制作した年月場、所、題材や出店理由などを書くこともあります。ここですね、
しまうち 01:19
皆さん、ここがポイントです。皆さん、よく見たことないですか?長々とした漢文。ありますよね、こういうことを書いていたんですね。もともと落款という言葉は、落成款識という言葉の略でございまして、今日では落成とは書画の完成を意味し、
しまうち 01:41
款識というのは署名捺印のことを言います。ここからは、簡単な落款についてご紹介させていただきたいと思います。まず、なやが号のみを書くことに。で、誰が書いたのかということを書き表すことができるのです。まるまるしということであれば、
しまうち 02:03
まるまるがしすという意味になります。主語となり得る人名の名詞の後に、述語の語を置くことによりまして、まるまるがなになにしたという簡単な落下になります。ですので、まるまる書でまるまるが書すという形になりますね。
しまうち 02:23
島内書で、島内が書いたということになります。これまで古典臨書の動画も上げさせていただきましたが、この臨書の落款については、名前の後にリンを置くことで、なになにが臨書したという意味になります。なので、銀の上には書かれた筆者の名前が入ることになります。
しまうち 02:49
逆に、銀を上に置いた場合は、何々を臨書したという意味になります。ですので、輪の下には古典などの名前が入る形になります。一方、仮名の落下については、時や状況や場所を説明することはほとんどないですね。その分、
しまうち 03:08
印のみを押すという形が多いと思います。名前号については、名前の下に書く書ひらがなで書くなどの言葉を名前の下につけることがあります。出店については、一作牧水の歌などと書き、名前や語と組み合わせて落款とするということが一般的です。
しまうち 03:33
続きまして、落款の位置と形式について落款を入れる位置、大きさについては、書かれる紙のサイズやその所持によってさまざまではありますが、一番重要なことは書かれた本文とその落款がうまく調和しているか、ということがとても重要なことです。
しまうち 03:55
今回は身近な例として、反切作品を使って説明していきたいと思います。まずは反切一。企業書の場合、本文は紙の中央に、落款は紙の左側に書くことが原則とされています。落款はやや上寄りに書かれることが多く、下の方に書くと野暮ったい感じになるというふうに言われております。
しまうち 04:20
署名から落款印までを1つの落款の長さというふうにするのであれば、その陽子の中心に落款の長さの中心が来ると、バランスがいいと思います。ただ、そうですね、皆さん、果たしてそれが本当にいいのかというのは難しいところですね。
しまうち 04:38
やはり作品に合わせて落款を入れるというのが大事になってきます。ですので、必ずしも真ん中がいいのかというと、各文字によっては上の方がいいかもしれませんし、下の方が落ち着くかもしれません。ですので、この1行書き落款、
しまうち 04:55
中央がすべてではないということを合わせて付け加えておきます。そしてですね、この図のように左側になっ!らく落款をかっこよく入れるのも1つの手ですね。こんなふうにかけるとかっこいいですよね。続きましては切2行書きの場合、
しまうち 05:12
2行の本文がある場合は、左側に落款を入れるということを想定して書いておく必要がありますよね。そして図のようにですね。落款を2行に書き入れるっていうのもかっこいいですよね。なかなか閉まってるでしょう。1つ注意していただきたいのは、
しまうち 05:30
文章中の固有名詞や、熟語これが1行目と2行目に分断する。これだけは避けていただくようによろしくお願いします。さて、落款についてはもっともっと深く説明していきたいのですが、ここらでね、いったん終わりにさせていただきたいと思います。
しまうち 05:49
ただ、よく見かける落款の例としまして、いつ書いたのかの年を表すときに款識を用いるということだけを紹介しまして、終わりとさせていただきます。款識とは実感12支のことを指します。実感というのは、説明するのは本当に難しいですね。
しまうち 06:08
ここではちょっと図を出さ。していただきますので、その図を参考によろしくお願い致します。12時についてはのちに12の動物があてがわれましたので、日本では干支という形で馴染み深いのではないでしょうか。この実感を12時に配当しますと、
しまうち 06:27
10と12の最小公倍数60になりますので、60で款識が1周することになります。ですので、61年目に元の款識に戻る形になります。ここで皆さんがよく知っている還暦という言葉が出てくるんですね。昔はこの漢詩を使って年月日時をすべて表していたそうです。
しまうち 06:53
これから年賀状シーズンに入ると思います。そうすると、皆さんも書かれることあると思います。ですので、最後に紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?この落款、中国の作品や書家の先生方の作品を拝見しますと、
しまうち 07:10
ダーッとね、流れるようにいろいろと書かれていますよね。すごいですよね。かっこいいですよね。展覧会行った時ですね。この落款について見落としてないですか?先ほども言ったように、この落款にいろいろな情報が詰まっているですので、
しまうち 07:28
この落款を見落とさずにしっかり見て勉強するということをし、知っていただけると嬉しいです。漢文に疎いしまうちなんで、落款は見るだけで精いっぱい理解するのはなかなか難しいんですが、知識や約束事を踏まえ、必要な慣用句を覚えることができれば、
しまうち 07:46
自分の作品に合った独自のかっこいい落款をかける可能性があるかもしれませんよね。こういう奥深さもある落款について、今後コツコツ勉強できればと思っております。それは書道大好き!しまいでした。次回は作品にあった落款音の大きさ、
しまうち 08:08
これについて説明していきたいと思います。ですので、どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。それでは!
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