書道だいすき 第52話
新企画!古典臨書シリーズvol.1『褚遂良 雁塔聖教序』【書道】

Shodo Daisuki – Episode 052

おすすめの古典を解説、実際に『しまうち』が臨書を行いポイントや注意点などを紹介していく新企画!!
とにかく分かりやすく、身近に感じて頂ける内容となっております!
是非見ながら皆さんも挑戦してみて下さい!!

書道だいすき 第52話 動画の概要

しまうち氏が「古典臨書シリーズ」と題した書道の動画を配信しています。
今回は初唐の三大家の一人である褚遂良(ちょすいりょう)が書いた「雁塔聖教序」を取り上げ、その特徴と臨書の実践について解説しています。

褚遂良は唐の太宗皇帝に重用された書家で、特に王羲之の書の真贋を見分ける能力に優れていました。
太宗皇帝は褚遂良を非常に信頼していましたが、太宗の死後、皇太子(高宗)に進言したことで怒りを買い、最終的にベトナムに流されるという悲劇的な最期を迎えました。

「雁塔聖教序」は、玄奘三蔵法師がインドから持ち帰った仏教の教えを漢字に翻訳したものを、太宗皇帝が序文を作り、653年に褚遂良が書いたものです。
しまうち氏は、この作品を「九成宮醴泉銘」と並ぶ東アジア書道のトップクラスの古典と評価しています。

実践では、「三」「教」「潤」「無」の4文字を選び、それぞれの特徴的な点を解説しながら臨書に取り組みました。
特に線の抑揚、緩急、強弱に注目し、余白の取り方や筆の使い方について詳しく説明しています。

しまうち氏は自身の臨書を謙虚に「拙い」としながらも、目的意識を持って臨書することの重要性を強調しています。
最後に、古典臨書を通じて筆法や造形感覚を学ぶことの価値を述べ、今後も古典臨書シリーズを続けていきたいと締めくくっています。

Sutra Copying Set

Youtube 書道だいすき 第52話

しまうち 00:00
あの王羲之の書の手を獲得している人物がいるんです。
あの有名な三蔵法師トップ中のトップ、いわゆる双璧をなす古典なんですね。
ここでまたさらにこの空間が空きますんでね。
はい、どう書道大好きしまうちです。
今回は古典臨書シリーズと題しまして、

しまうち 00:23
お届けさせていただきます。
実際にですね、しまうちが古典臨書に取り組みまして、そしてその古典から何を学べるのかということにつきまして、皆様と一緒に勉強できたら嬉しいです。
今、古典臨書に取り組んでいるんだけれども、

しまうち 00:41
どうも方法が分からない、これであっているのかといった方がいらっしゃいましたら、今回は、しまうち独自の取り組み方にはなりますが、まあそれをご参考いただければさらに嬉しいです。
今回取り組む個展は初唐の三大家の1人である褚遂良が書いた雁塔聖教序で取り組みたいと思います。

しまうち 01:04
この動画チャンネルでは、書道に限らず、書くに関係することはどんどん紹介させていただきますので、チャンネル登録、高評価ぜひともよろしくお願いいたします。
それでは古典シリーズ、いっていってみよう。
ここで褚遂良とはどのような人物なのかということに、

しまうち 01:22
もう本当にざっくばらんですよ。ざっくばらんに説明させていただきますと、初唐の三大家のうちの1人欧陽詢勢な褚遂良ですよね。
この褚遂良は、その三大化のうちの1人の欧陽詢に、寵愛されていたんですね。
その時の皇帝、太宗皇帝は虞世南を重宝してたんですね。

しまうち 01:45
そして、その虞世南が亡くなってから、いやいやいやいや、もう虞世南亡くなってしまったよ。
そしたら、これから書道の話し相手誰がするんだ?いや、もう困ったってなった時にですね、お付きの者が虞世南の書も勉強して、

しまうち 02:03
そして何よりも、あの王羲之の書の手を獲得している人物がいるんです。
それが褚遂良というんですよと進言するんですね。そうすると太宗ですね。
いいねうん、すぐに呼びなさいっていうような形で褚遂良、太宗皇帝に使えるわけですね。

しまうち 02:20
何よりも太宗皇帝というのは、あの王羲之の作品を、もうひどく愛したという表現がいいんでしょうかね。
もうとにかく集めまくりますよね。
その時にその王羲之の真贋を定めさせたのが、この褚遂良というふうに言われているんですね。

しまうち 02:36
そして、この褚遂良はその太宗皇帝にもずばずばしっかりとものを言う、いわゆる進言できるんですね。
ですから、もう太宗皇帝ももうすごくかわいがってですね、もう世が死んでもこの褚遂良がいるから、もう心配ないというぐらい、

しまうち 02:52
また愛されたわけですね。
ただ、太宗皇帝がなくなった後、皇太子である高宗にも使えるんですけれども、まあ、真面目な性格のね、褚遂良は、その高宗にもいろいろ進言したんでしょうね。
そしたら、まあ、その高宗の怒りを買ってしまって、

しまうち 03:08
褚遂良させんというふうに言われてしまってですね、最後はなんとベトナムまで流されてしまって、まあ、悲しい雪目を見てしまうという生涯だったわけです。
そういう人物が調整料でございます。
雁塔聖教序とは何かあの有名な三蔵法師これがですね、

しまうち 03:29
インドに渡って17年の歳月を経て、仏教の教えを長安に持って帰るんですね。
そしてそれを漢字に翻訳しました。
それを太宗が序、皇太子が序記を作り、そして653年に褚遂良が書くんですね。
そしてその書いたものを、

しまうち 03:52
萬文韶が石碑に彫るこれの二比を総称したものになります。
今回なぜに雁塔聖教序上取り上げたかといいますと、まあしまうち、九成宮醴泉銘はすごく好きなんですが、この東アジアの諸子おけるですね。
ベストオブ楷書といえば何かといいますと、

しまうち 04:15
やはり九成宮醴泉銘、それと雁塔聖教序。
これはもうトップ中のトップ、いわゆる双璧をなす古典なんですね。
この九成宮醴泉銘というのが、もちろん文字もすごいんだと思うんですけど、しまうち個人的にはですね、その石碑に彫られたそちらの技術の方が勝っているように見える。

しまうち 04:39
ですので、あの緊迫した世界観があるような気がします。
かたや雁塔聖教序は太宗皇帝がなくなった少し後なんですね。
同じように石碑に彫られているんですけれども、行書的というんでしょうか。
麗しいと言うんでしょうかね。

しまうち 04:58
彫るよりも書法のすごさというのが、優位に立っているような気がするんです。
これはあくまでもしまうちの個人的な見解ではありますが、そう感じるんですね。
今回のポイントは線の抑揚、そして線の緩急、そして線の強弱ですね。

しまうち 05:17
こちらにポイントを当てて、これから古典臨書に取り組んでみたいと思います。
それでは早速、実践にまたまた行ってみよう!
それでは実践に入りたいと思うんですが、今回はですね、雁塔聖教序の特徴がよく出ているなぁと思う文字。

しまうち 05:35
これをピックアップいたしまして、それを皆さんの前で書いてみようかということになります。
ですので、まず最初はですね。漢数字の三ですね。
これは非常にこの最終角の三角目ですね。
これの記述、これもね、なかなか難しそうですね。

しまうち 05:56
いわゆる逆に言うでもなさそうですし、なんせ筆の穂先をついて、そしてそのばねを利用して、抑揚のある長い尾角を書き切るというところがポイントだと思うんですが、これがなかな難しいんですね。
ちょっとやってみますねでいきますね。

しまうち 06:23
2次ですね。三ちょっと違う気がするんですよね。
このね、逆に言うですと、こうなってしまいますし、逆側のパターンでいくと、こうなりますよね。
ちょっと違うと思うんですね。逆に言うわねですので、こうなんていうんでしょうか。

しまうち 06:47
筆を当てるって言うんですかね、これが難しい、難しいですけど、まあ、一度これで一回書いてみます。
うん、こういったところですかね。
ちょっとね線がね甘いような気がしますが、まあ余白にも注意したつもりです。
これが漢数字の三、

しまうち 07:09
抑揚のある特徴的な横画。これを意識して書いています。
続きまして、この巻頭の文字の中に、明らかに行書といった部分があるんですよね。
ですので、ガチガチの楷書ではないということですね。
そういう部分が見受けられますので、

しまうち 07:27
今回次に書くのは教えるという字ですね。
これ、どこかといいますと、三角目と四画目ですね。
そうですね。しょ?こうですね、もう明らかに行書の感じがありますよね。
そして、あとは最終回の払いなんですけども、これ極端に太くなるという部分がたくさん結構見られるんですよね。

しまうち 08:01
ですから、これも特徴の1つかなというふうに思いますね。
ちょっと書いてみましょうか?よいしょ、うん、これでも甘いかもしれませんね。
このようにね、急に太くないといけないのね。これも特徴なんでしょうね。
うん、なかなか難しいですね。

しまうち 08:26
けど、これでまあ一度ね全体を書いてみたいと思います。
いや、ちょっと難しいなぁおそらくね、この三角目もしっかりとつくせなんでしょうね。
そして続ける。そしてこの辺もね、全部つくせなんでしょうね。
そして辺と作り、

しまうち 08:55
この部分ですね。
この部分が少しもう少し広いかなというふうに思いますね。
ただ、この全体的に今ね島根の書いた部分、まあ線の太さなどが同じような感じに見えるんですけど、よく見ると太い線や細い線、この辺さああるような気がしますね。

しまうち 09:16
その辺、ちょっとまだまだ改善点だような気がします。
いや、難しいですね。なかなかね、この辺と作りのある文字というのは、お互いにあまりなんていうんですかね。
こう寄りすぎない?くっつきすぎないというのは大事だと思いますので、

しまうち 09:42
まあ、その点しまうちできるだけこの余白に意識をさせるつもりですね。
ですから、まあ、この線の角度であったりですね。
こへんですね辺の右側に壁を作る、そういった意識、働かせてみました。
続きまして潤滑の潤、いわゆる潤うという文字なんですが、

しまうち 10:04
これもですね、非常に懐が深いというか、広いって言うんですかね。
ですから、線と線が設置している部分も非常に広く取られているんですね。
ですから、本当にこう懐広く、かつ造形が整っているというのが面白いですよね。

しまうち 10:21
で、もう1つですね。注目したいところがありましていますね。
この門構えの最初の部分なんですが、ここ、ここはね、向勢のようにこう開くんですよね。
そしてここですね、しっかりと余白を取るで、次のここですね、ここ、

しまうち 10:47
今度ここは!いよいしょ背勢なんですねで、ですよ、ここなんですけども、お手本で見ますと線がですね、なんか揺らいでるような、ふにゃふにゃっとしているような感じするんで、どうしても皆さんね、その特徴だけを思ってここをね、

しまうち 11:08
ちょっとこう。ふらふら…みたいなね感じで書きたくなるんだと思うんですけど、うーん、まじゃなんですね、もうそこはもう思い切って強い線でね。
あえてカッと書いた方がいいような気がしますね。
ですので、この部分ですね。

しまうち 11:28
この部分が非常に大きく、ゆったりと空間ができていますよね。
で、そこにしっかりとこのお!収めて、こういうことですね。
ことも余白は本当に綺麗ですし、まあ造形的にも安定するというんですね。
バランスいいなというふうに思いますね。

しまうち 12:04
それでこのさんずいですね。
このさんずいも、このように流れているようにしまし感じたんですね。ですので、ここでまたさらにこの空間が空きますんでね。
余白、そしてここですね、しっかりとこの辺の余白にも気を使ったつもりです。

しまうち 12:21
そしてここですね、しっかりとすると。
いうふうな感じで、そしてこのようですね。これも意識して書きました。
でも少しちょっとね扁平になったような気がしますので、もう少しだけ縦長意識して造形作ってみたいと、さっきよりはね、

しまうち 12:48
縦長を意識して書いたつもりでございます。
今回思ったのはこの門構えですね。門構えを整えるときにどうしてもね。
まあ、真っすぐないしはこの敗戦気味にね書きたくなるんですけれども、実は片方は高性能線、そして片方は配線の線で変化をつけて、

しまうち 13:09
そしてこの中の懐を広く取っているっていうね。
ここはやはりこの余白。これが非常に大切になってくるのではないでしょうか。
そして当然ながらへと作りの中にも余白をつくっていうんですかね。うん、すごいですね。褚遂良ね、

しまうち 13:27
さすがです。続きまして最後。
無ないという字なんですけどね、これですね、しまうち無性に惹かれましてねなんて言うんでしょうかね。
もう絶妙の造形バランスというんでしょうかね。
余白も美しいですし、当然ながらあのね、

しまうち 13:45
抑揚の効いた合格、長い合格もありますし、ですので、何と言うですかないという字はですね、その書き方によってはこの大角ですね。
真ん中の方角を長く書く場合もあると思うんですけども、まあ今回ね。この褚遂良は、

しまうち 14:02
一番最後の横画を長書いてバランスを取っているっていうね。
この点にも聞かれました。ちょっとこれを選びました。
ですからね、これ難しいんですよね。ですからまあこのね、三を書くつもりで書いてみますよ。
これね、やはりねつくせんっていうのは難しいですね。

しまうち 14:36
そしてね、この点なんですけどね。こう点も特徴的でね。
なんて言うんですかね。これはちょっと大きすぎたかもしれませんけど、なんとも言えないね。
この大きさといい並びといいね、なんかね、すごいなと思うんですよね。

しまうち 14:53
スタートこのまあ、縦棒4つですかね。これも非常にまあ変化があるっていうところですかね。
焼いて面白いですね。うーん、いやー、こう見比べてみますですね。
やはりね、ここですね、もうちょっと広いですよね。余白ね、

しまうち 15:16
ちょっと狭かったですかね。
そしてやはりここですね、このつく線というのは難しいですね。どうしたらよかったのかな、ここの感じはね、まずまずできたのかなと思ったんですけどね。
ちょっとこう難しいなあ、これね、

しまうち 15:35
どうしたらいいのかな?うん、しまうちやはりこのつく線、まだまだですね。
で、もう一度書いてみまちょっと縦長になりすぎたかもしれませんが、本来ね、あのこの元とというのは扁平な文字も多いですのでね。その点ちょっとね、

しまうち 16:03
先ほどの10の字につられてね、ついついね縦長になってしまった。
まあ、その分まあ余白を意識したからなってしまったのかもしれませんが、その辺でこの扁平な文字も多いっていうところも、1つのポイントかもしれませんね。

しまうち 16:16
はい、しまうちも今後気をつけたいと思います。
さあ、今回はですね、このように特徴のある文字をピックアップして、まあ4文字書いてみたんですけれども、まあ正直ですね。
しまうちもこの雁塔聖教序ずっと書いてるかというと、いやー、

しまうち 16:34
久しぶりに書いたというところが正直なんですよね。
けれどもですね、なんて言うんでしょうか?やはりこの関東を書くというのはこの陽筆法ですかね?やはりしまうちの中では一番はこの!触れの穂先をいかに使えるか、この場面を使って書けるか、

しまうち 16:53
というところを、しっかり学べるような気がするんですね。
ですから、まあ、当然ながらねこう、今回書いた臨書した文字というのは拙いです。
本当につらいとは思うんですけれども、このように目的意識を持って臨床すると、

しまうち 17:10
まあ、だんだんこう見えてくるものがあるということですね。
ですから、まあ、最初に言いましたけれども、自分のねる目を養うということも大事だっていう中の1つで、どのような雁塔聖教序の特徴があるのかというのをしっかりと見て、

しまうち 17:25
そしてそれを体現していくというのは大切なんだろうなというふうに思いましたね。
それはね、もうどの古典をするにしても一緒だと思います。
まずはその特徴をしっかり頭に入れる。
そして、それを意識して体現してみて。

しまうち 17:42
そしてまあ、用筆法など、それを習得できれば一番いいのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?東アジア諸子のトップオブトップの楷書体いや、習得するのは一筋縄ではないということはよくわかりました。
痛感しましたね。

しまうち 18:00
けれども、この古典を勉強することによって、容易法をはじめ、性質強化の訓練、そして余白を意識した懐の深い造形、これらを学べるのではないかというふうに思いました。
今後もですね、九成宮醴泉銘と比較、しまして、

しまうち 18:19
それぞれの特徴を頭に入れながら比較して、古典臨書を楽しむのも面白いのではないかなというふうに思いました。
今後もですね、この古典臨書シリーズにも取り組みたいと思いますので、ぜひとも、この島と一緒にこの古典に取り組みたいということがございましたら、

しまうち 18:36
ぜひともコメント欄にお書きいただければ、ぜひともまた皆さんと一緒に取り組みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは書道大好きしまうちでした。
それでは皆さん、まだお会いしましょう!さよなら、

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