前々回『落款』についての続編!!
今回は『落款』の書き方について!!
見れば明日から実践頂けること間違いなし!!
書道を愛する男『しまうち』がとことん解説!!
しまうち氏が書道における落款(作品に添える文字情報)の実践的な使い方について解説しています。
落款は作品に「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」という情報を示すために存在し、筆者の判断でどの要素を含めるかを選択できます。
講義では特に「いつ」の表現方法に焦点を当て、干支(十干十二支)の組み合わせである「干支(かんし)」について詳しく説明しています。
干支は木・火・土・金・水の5行説を陰陽で分けた十干と十二支を組み合わせた60種類のサイクルで表現され、これが落款で時期を表す定番の方法です。
また、月の表現方法として旧暦に基づく季節の表現(孟・仲・季)についても解説されています。
しまうち氏は、これらの落款の知識を活用することで作品に重厚感が出ると強調し、贈呈作品の場合の「謹呈」の使い方や、署名の際の礼儀についても触れています。
最後に、日頃から落款を練習に取り入れることの重要性を説き、展覧会で実際に干支の表現を多く見かけたという体験を共有しています。
しまうち 00:00
どれを省略しても構いません。
陰と陽の2種類に分けまして、合わせて10種続いていくのが巡っていくのがポイントになります。
めちゃくちゃかっこよくないですから。
はい、どうも書道大好きしまうちです。
今回は前々回お送りしました落款の書き方のさらに実践編になります。
しまうち 00:26
これを見れば、ご自身の作品への落款だけでなく、贈呈作品など落款をさまざまなシーンで取り入れる知識が深まること間違いなしです。
ぜひ最後までご覧くださいませ。
この動画チャンネルでは、書道に限らず、核に関係することはどんどん紹介させていただきますので、
しまうち 00:45
もしよろしければチャンネル登録工業か何とぞよろしくお願いいたします。
それでは本編スタートです。
落款の組み合わせ方について、ビジネスの基本でもある5w一hという言葉、皆さんお聞きになったことございますか?
しまうち 01:04
5W一hとは誰がいつ、どこで、何をなぜ、そしてどのようにを指し示す言葉です。
落款はこの5w一hを作品に示すために存在します。
これらの項目は筆者の判断でどれを省略しても構いません。
ただし、漢語の文法に即した文章かつ漢文ですので、
しまうち 01:30
和語を取り入れることは好ましくございません。
いつどこで誰が何をの組み合わせについては、これといった厳密なルールはございませんが、一般的にはご自身の名前が文章の一番最後に来るようです。
今回は一番ポピュラーに使われる「いつ」について、
しまうち 01:51
深く掘り下げていきます。
まずは前回簡単に触れました干支について皆さん干支(えと)ではないですよ干支(かんし)ですよ。
僕たちが普段使う干支については、ここでは一旦切り離していただきまして、これからのお話聞いていただきたいと思います。
しまうち 02:11
干支とは実感12支のことでしたよね。まずはこちらの表をご覧ください。
この世の森羅万象を木・火・土・金・水の5つに分類する考え方これが5行説、これを陰と陽の2種類に分けまして、合わせて10種。
この簡単な説明ですと専門家の方に怒られるとは思うんですが、
しまうち 02:41
まああながち間違ってはないとは思いますのでお許しくださいませ。
十二支は日本ではおなじみの干支、先ほどの十干と十二支に割り当て、1年を表すことを十干十二支または干支と呼びます。
第一に甲子、第二に乙丑、
しまうち 03:03
第三に丙寅と続き、第10が癸酉になります。
ここからですよ皆さん、その次が甲戌と続いていくのがめぐっていくのがポイントになります。
最後の60番目が癸亥となります。
そしてまた甲子に戻るのが60年後になります。
しまうち 03:29
これが還暦になります。
ちなみに今年2021年は辛丑ですね。
落款でいつ書いたのかを表すのに用いられるのが干支。
これは定番ですね。
この60種をすべて丸暗記しなさいとなるとしんどいですよね。
そうではなくても、この成り立ちを理解しておくだけで、
しまうち 03:51
今後簡単に取り組めるのではないでしょうか。
年とくれば、次は月の表し方。
なになにかというふうに表記してもよいのですが、月の別称を使うことで明らかに趣が出ますよね。
そしてまた字面がかっこよくなりますよね。
しまうち 04:12
今回、月の別称についても紹介させていただきます。
1年を春夏秋冬というふうに分けますと、1つの季節は3カ月になりますね。
この3ヶ月を孟(はじめ)・仲(なか)・季(おわり)という、事象に当てはめるとこのような表現になります。
12月ですと季冬になりますね。
しまうち 04:36
ただ、ここで1つ注意しないといけないのは、この暦は旧暦っていうことが大事になってきますので、皆さん今の季節とは少し違うということだけ覚えておいてください。
ちなみに、このような聞き慣れた和名というのもありますけれども、
しまうち 04:54
残念ながら漢詩漢文ですので、この和名を使うということはNgになります。
先ほどの干支と組み合わせますといかがでしょうか。
名前だけではなく、このように組み合わせると、非常に作品に重厚感が出ませんか、かっこよくなったと思います。
しまうち 05:16
せっかくですので、著作品を相手に贈る場合についても説明させていただきます。
これは為、為書を相手の名前の上に書くのが一般的、何々のために書すという意味になります。
この時、注意するのは、姓の下に必ず尊称をつけるのが礼儀であるということですね。
しまうち 05:40
渡された色紙にですよ。パッと1文字かっこよく書きました。
そして今回のような落款をさらさらさらと書く。
これができれば皆さんめちゃくちゃかっこよくないですか?いかがでしたでしょうか?
本文を書くことに集中しがちですが、
しまうち 06:00
書く以上この落款というのも大切な作品の一部です。
普段から練習の時にこの落款を書き入れる習慣をつけてみてはどうでしょうか。
そうすることで、ここぞという場面にきっと役立っていただけると思います。
まだまだこの落款については説明し足りないのですが、
しまうち 06:22
この5つと署名を書くだけでも、作品にぐっと深みが出ますので、ぜひとも挑戦してみてください。
実はですね。先日、展覧会をしまうち見てきました。
するとですね、心中の言葉と突きを表す言葉、本当にたくさん書かれておりました。
しまうち 06:39
これ、必然的にしまうち内の目に入ってきたんですね。
これ学習の成果です。それでは書道大好きしまうちでしょう。
エアコンをつけるとですね。墨の調整が難しくなってきました。
それに振り回されているしまうちでした。またお会いしましょう。
本動画に登場する商品をご紹介します。
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