島内 00:00
はい、どうも書道を大好きしまうちです。
今回のテーマはズバリ裏打ちについて体験教室などを開くときに一番人気があるのが裏打ち体験なんですね。
もう電話の予約を取りますと一瞬にして埋まってしまう。それだけ皆さんの関心が高いのが裏打ちなんですね。

島内 00:21
ですので、今回は大きく2つある機械で打つ裏打ちと手で打つ裏打ち。
この2つについ、いて工程も踏まえてご紹介させていただきます。
最後にはしまうち実際ですね、手で打つ裏打ち披露させていただきますので、合わせて楽しみにしておいてくださいね。

島内 00:42
ですので最後までお付き合いよろしくお願いします。
この動画チャンネルでは、1人でも多くの方に、その楽しさを広めたいという思いで配信しておりますので、チャンネル登録何とぞよろしくお願いいたします。
それでは今回の動画スタートします！

島内 00:57
どうぞ！それでは裏打ちとはなんぞや？裏打ちとは？作品本紙に裏から紙を貼り付け、そしてしわやたるみを防ぎ、補強すること。
またですね、防虫効果もありますね。
この保管方法によってはですね、しみがついてしまうことはまあ仕方がないかもしれませんね。

島内 01:17
紙はその性質上、このように墨が入った部分は収縮し、墨が入っていない部分は収縮しないでこれを、繰り返すことにより、作品に歪みやしわやたるみが生じてくるんですね。
ですので、この状態では鑑賞には向きません。

島内 01:40
なので、このしわやたるみを取るために裏打ちが必要になるんです。
ここで豆知識的な話なんですが、よくですね、先生に作品を見せるときにパッと見せた時にですね。
君、これ、墨液で書いたやろうっていうふうにですね、

島内 01:57
見抜かれる時がありますよね。
えっ、なんでなんでわかるんだ？っていうふうに思われる方は多いかもしれませんが、これ、実はですね。
墨で書いた時と、墨液で書いた時の、いわゆる墨が入った部分の収縮度が変わってくるんですね。

島内 02:13
ですので、隅の方が当然に皮の収縮度が強いですので、このようにくしゃっていうふうにねなる部分が多くなるんですね。
まあ、これはね、墨液で書いた部分とすですって書いた部分を比べていただいたら、分かりやすい。

島内 02:28
思いますので、まあ、そういうところから判断できるということも覚えておいてください。
まずはですね、機械による裏打ちの説明をします。
実際にですね、現場に入りまして、そうするとまず飛び込んできましたのが、あの大きな機会、

島内 02:45
いや僕と比べてその大きさ、一目瞭然だったと思います。
まずですね、一番最初にすることは、裏を打つ作品の状態を確認するということですね。
そして、この作品を確認してにじみ止めをするか、しないかというのをまず判断することが一番最初にすることです。

島内 03:04
そして次に、いいですね。
裏向きに作品を置きまして、そしてその作品の上に霧を吹きます。
そして、一度手を使って伸ばします。それでプレス機にかける。
まあ、いわゆる仮伸ばしというやつですね。そして、そのプレス機が上がりますと、

島内 03:23
伸びた作品が出来上がりますので、その伸びた作品を一度取り出す形になりますね。
そして、ここでですね、しわがしっかり伸びているか、表と裏をしっかり確認する必要がありますね。
そこで初めてを伸びてるっていうことであれば、

島内 03:39
次の作業に進めます。
この裏、打ち押しは、熱に反応するのりがついてあるが、層用の裏打ち用紙です。
で、その裏打ち用紙を作品より一回り大きな大きさで切ります。
そして、今度、そののりのついた側を上にします。いわゆる設置面ですね。

島内 03:58
その時にですね、一番大事なのが、ほこりが入らないようにするということですね。
このほこりが入ってしまうと、当然ながら紙と裏打ち、用紙の中に入り込んでしまいますので、それが目立ってしまう、いわゆる取れない状態になってしまいますので、

島内 04:14
気をつけないといけないことですね。
そしてですね、次に当て紙を当てまして、アイロンで軽く仮り押さえですね。
仮り押さえをします。
それで動かないようにしまして、再びプレース機に移動させます。
そして、プレス機をかける今度は本番の裏打ちですね。

島内 04:34
そして、また、先ほどと同じように適切な温度、適切な時間をプレスします。
で、そうすると今度プレス機がバーンと上がりますよね。今度はですね、
作品は鉄板にくっついてるんですね。ですから、作品台のところには作品はございませんですので、

島内 04:54
ちょっとね。職人さんはここで気をつけないといけないのは、熱い鉄板に作品がついておりますので、慎重に取らないといけませんよね。
これをねてなんかつけてしまうものなら、あっ！っていう風になってしまいますので、

島内 05:06
それは熟練の技がいるということですね。
最後にする作業がこの作品のカット、いわゆる化粧立ちになります。
この作品を一番美しく見せる場所でカットする、ただ、紙は歪んでいる可能性がございますので、四隅にしっかり直角を出して裁断する必要があります。

島内 05:28
この作業をしてしっかり綺麗な状態で裁断をして、完成になります。次に、この手による裏打ちの実演をしたいと思います。
このしまうちでも裏打ちができるというところをお見せしたいと思います。
そうですね、今回用意した作品は、

島内 05:49
しまうちが書いた楽しいという1文字。
この1文字はもちろん大好きな固形墨をすって書きました。
ですので、作品のこの書き下ろした状態では、墨の収縮がありまして、非常にこぼこした状態になっております。
ですので、

島内 06:08
このままお見せするのはなかなかまあ、見苦しいところがありますので、実際に裏を打ってどう変わるのかを見ていただきたいと思います。
さあ、それではですね、使う道具を紹介したいと思います。
実際はですね、皆さんのご家庭で使えるものをと思ったんですが、

島内 06:27
まあ、なかなかね、それを選ぼうと思うと難しい面もあったんです。
ただ、まあ使うのりですね。
こののりは表装用ののりで、はなくてどこでも売っている洗濯のりそれを使いました。
そしてこれはですね、いわゆるもうこのままボトルのものを注いだ現役に近い状態。

島内 06:48
これがこのような感じになっておりますね。
このはけなんですね。
このはけ類も、実際はまあ、皆さんが変える刷毛を使いたかったんですが、
どうしてもですね、そういった表具専用じゃない刷毛を使いますとかけを使っている時にですね。

島内 07:06
その毛が抜けてですね、その毛が作品に入り込んでしまうということもあり得ますので、
今回まあ職人さんが使っているものをお借りしました。
そして、この霧吹きですね。
この霧吹きもご家庭である霧吹きを使っていただいても結構なんですが、

島内 07:23
まあ表装の職人さんっていうのは、どういうものを使うんだろう？という意味も込めて、ちょっとね。
専門的な霧が細かく出るような不向き使わせていただきます。
そして後、この実際、裏打ち用紙ですね。
この裏打ち用紙は学層用の白鳥の用紙でございます。

島内 07:43
いわゆるまあ普通の取り残しです。
さあ、それでは今から実演に入ります。
いやね、本当にね、やっぱり緊張します。
1発勝負ですからね。
ただまあ頑張っていますんで始めていきます。
さあ、まずですね、書いた作品、これね、

島内 08:01
裏返します。
裏返して切るよね、振りかけます。
よいしょでここからですね。伸ばしていきます。
よし、いいんじゃないでしょうか。こっちですね。はい。
次にですね、この取り残しこれにえのりをつけていくんですが、このようにねくるっと巻いてますので、

島内 08:39
この取り残しのザラザラした方の裏側を少し濡らしてあげます。
そうすることでね、このように神がまっすぐなりますんでね。
まあこれぐらいでいいでしょうかさあそこにですね、次このツルツルし

島内 09:07
つけていきます。
これもまんべんなくね？まんべんなくノリがダマにならないようにしょ。
さあいよいよ、この作品伸ばした作品にこの裏打ち紙くっつけていきます。
行きますそれでね、いろいろとまあ方法はあるんでしょうけど、

島内 09:28
もうしまちょっとがさつですんでね、シンプルにいきます。
もうそのままこれをポンと上に置きます。
置いちゃいます。そして、空気を抜くように、かりなればけであってあげる。
さあ、いよいよ最後になりますが、この大偉いね。

島内 09:58
年季入っていますが、これはいわゆる作品を乾かすための捨て針の代理になります。
それでは本来ならばですね、この外側に塗るのりものりを変えるんですが、もう今回同じ洗濯のりでいきます。
端っこにね。このようにのりをつけてあげます。

島内 10:18
これはね、最後作品を貼り付けた時にね。
剥がしやすいようにつける紙でございます。さあ、緊張ですね。伸びてますかねぇ。
では張ります。よいしょ、よし。よいしょういやなんとかできたんではないでしょうか？手で打ちました。

島内 11:09
えー作品なんですが、このようにパネルに貼って乾かさないといけませんので、その時間が必要になります。
そして乾き切った後に、えー、機械打ちと同じように化粧立ちして終了になります。
さあ、この目の前に映っている作品は、

島内 11:30
先ほど裏打ちして乾いた作品なんですがね。
もう早く皆さんに見せたくてもうかさずにね、もうベリベリベリッと剥がしてきてしまいましてね。
もうこんな格好になってしまいましたけれども、まあね、確実に言えますのは、

島内 11:43
裏を打つといわゆるもうしわやね、たるみが完全になくなりまして、もう美しさの違いというのはもう一目瞭然ですね。
そして、この！裏打ち用紙この白色が作品本紙の裏側に張り付くことでですね、より黒がはっきりするというんでしょうか。

島内 12:07
その効果は出たんじゃないのかなというふうに思います。
裏打ちによって、作品の印象がガラッというふうにね。
変わる可能性がありますので、やはり作品作りにおいては、裏打ちをするまで1つ作品作りであるということを頭に入れて作品制作すると面白い。

島内 12:26
というのではないでしょうか。
今回の動画を見ていただきまして、裏打ちがしたいなぁっていうふうな方がね、少しでも増えていただければ、しまうち、本当に嬉しいことではあります。
そしてですね、逆にああ、本格的な裏打ちはちょっと厳しいなって思われた方もいらっしゃると思います。

島内 12:41
そういう時はですねえ、アイロンでできる裏打ち用紙というものは売っておりますので、まあ、そういうのを使うといいかもしれませんね。
そのアイロンで使う裏打ち用紙の手順については、まあ、機械打ちの裏打ちに。近い形になると思いますので、

島内 12:58
それもこの動画を参考にしていただければ、簡単にできるのではないかなというふうに思います。
それでは書道を大好きしまうちでした。
いやね、まあ、今回はやればできるということをお伝えしたかったということで、終わりにさせていただきます。

島内 13:12
それではまた近いうちにお会いしましょう。