書道をやっていると、いつかは自分もと憧れる『羊毛筆』!!
柔らかくて使いにくいと敬遠されがちな『羊毛筆』!!
一口に羊毛筆といってもその種類は非常に多く、書き味も千差万別!!
今回はそんな魅力あふれる羊毛筆について『しまうち』が解説致します!
しまうち氏による羊毛筆に関する解説動画の内容です。
羊毛筆は一般的に柔らかく書きにくいというイメージがありますが、実際には様々な種類があり、毛先の処理によって特性が異なることが説明されています。
まず、「羊毛筆」と呼ばれるものは実際には羊ではなく、中国の長江下流域で飼育されている山羊の毛が原料であることが紹介されています。
山羊の毛の部位によって品質が異なり、特に首周りの毛が高品質とされています。
細光鋒の羊毛筆は雄の大人の山羊の毛から作られ、毛先が長く細い一方で根元が強いという特徴があります。
しかし、現在ではこのような高品質な原毛は非常に希少になっています。
羊毛筆には「先揃え(先寄せ)」と「先梳き」の2種類があります。
先揃えは根元から穂先まで同じ感触があり、筆を開いて運筆する際に柔らかい線が出しやすいという特徴があります。
一方、先梳きは穂先が細くなっており、穂先をしっかりコントロールしたい場合に適しています。
羊毛筆の特徴として墨含みの良さがあり、馬毛筆と比較するとその違いは明白です。
また、羊毛筆は使用・洗浄・乾燥を繰り返すことで毛が締まり、書きやすくなるという特性があります。
長く使用していると毛が抜けてくることがありますが、穂先を新しい軸に差し替えることでリメイクが可能です。
しまうち氏は、自分に合った筆を選ぶことの重要性を強調し、羊毛筆も選択肢の一つとして検討することを勧めています。
しまうち 00:00
非常にし、いわゆる胆力が大切に、長い年月で育てられた山羊さんの手というのは、より鮮明に分かると思いますので、違いは明白に出ますよね。
諦めないでいただきたい筆を選ぶ。はい、どうも書道大好きしまうちです。
今回は、
しまうち 00:21
みんなのこれ、羊毛筆の世界にご招待いたします。
なんとなくしろ、なんとなく柔らかくて、そして書きにくいっていうね。
イメージお持ちなんではないでしょうか。
しまうちですね、実は羊毛で本当に苦手でしてですね、自分の腕、
しまうち 00:38
いわゆる用筆法がダイレクトに書く文字に現れてしまうんですね。
ですので、筆さんから君、僕を全く使いこなせていないねっていうふうにね。
見透かされているようで。なんかね、ドキッとするんですよね。
そんな羊毛でですけれども、
しまうち 00:55
たくさんの種類が存在して、そして毛先の処理によって違いがあるというのを皆さんご存知でしたか。
羊毛筆にしか出せない線があるんだよ。
あの白い毛に墨をたっぷり含ませる瞬間がたまらないんだっていうね。
おっしゃる方もいらっしゃると思います。
しまうち 01:11
ですので、この動画を見ていただき、皆様により羊毛筆を身近に感じていただき、そして羊毛筆の魅力、これに気づいていただければ嬉しいです。
この動画チャンネルでは、書道に限らず核に関係することはどんどん紹介させていただきますので、
しまうち 01:28
チャンネル登録高評価何とぞよろしくお願いいたします。
それでは羊毛筆の世界へようこそ!
さて、羊毛筆の特徴と言われますと想像するのはどうでしょう?皆さん、気質が良い、穂先が透明に近い飴色をしている、柔らかくて墨含みが良くて、
しまうち 01:49
そして耐久性に優れているといったところでしょうか。
実際は羊の毛ではないんですよ。
山羊の毛なんです。皆さん、これはご存知でしたか?それも日本ではなく、中国の長江下流の地域で飼育されている山羊が主流になり、
しまうち 02:06
その山羊の毛の部位によって形質が変わるんですね。
ここでですね、図を出してみたいと思います。
皆さん、どうですか、この図、いろいろな名称あるんですね、正直ですね、難しい言葉が多くて、これは筆屋さんとの話でしか出てこない言葉じゃないっていう言葉も多いと思います。
しまうち 02:30
それでもですね、少し言葉の説明もさせていただきたいと思います。
どうやらですね、この山羊の首周りの毛って言うんですね。
これがいいそうなんですねというのがしまうち。これ勝手な想像なんですが、山羊さんもですね、
しまうち 02:46
いろんな恰好しますよね。
いろんなところにかゆかったとしたら、そしたらやはりね、いろんなこの背中の部分であったりするとこは擦れますよね。
当然ねけども、この首周りの毛だけは傷みにくいんじゃないですか?
しまうち 03:01
だって掻こうにもね、届きませんしね。
良質な長い毛が取れるんでしょうね。
それでこの図を見ていただきましたら、この細光鋒の大人の毛、これは毛先が非常に長く、そして細いけれども根元の毛が強いんですね。
非常にいわゆる弾力が。
しまうち 03:25
けれども、そういった大人の山羊さんというのは、まあなかなかいませんよね。
ですから、現在ではものすごく希少部位であるということはもう違いないですね。
ですので、この細光鋒の筆というのは、なかなかめったにい筆には出会えないでしょうね。
しまうち 03:44
まあ、あるとすれば、昔の原毛で作られたものなんではないでしょうか。
そして次に細嫩光鋒(サイドンコウホウ)、これもまた難しいですね。
細嫩光鋒ですね。これはオスの若い山羊の毛、同じ部位なんですが、若いんですね。
同じ部位ではありますが、
しまうち 04:03
若い分だけ手に弾力が細光鋒に比べるとないということらしい。
続きまして再直方羊毛というのは、主にオスの毛が原料になるらしいんですが、この細光鋒がオスであれば、この部分がメスである場合を再直方というらしいですね。
しまうち 04:24
このメスの毛というのは毛も短いそうですので、まあ、この再直方はデフでもだいたい5センチぐらいまでの毛でできるということらしいです。
とりあえず今、していただいた言葉ぐらいを知っておくと、お、なかなか羊毛について君詳しいねっていうふうにね。
しまうち 04:42
思っていただけると思いますので、押さえておいてください。
最高級品の部位の話をしましたけれども、まあ、このようにね、山羊の部位によってさまざまな毛があるということで、羊毛でもさまざまな種類があるんですね。
しまうち 04:57
ですので、粗い羊毛筆がダメなのか、というふうに言っているわけではないんですね。
ですので、あらいけだって最初の養毛筆の導入。には十分腰があって書きやすく、使いやすいですので、そういった羊毛に親しむという意味で、
しまうち 05:13
使っていただくことも可能ですので、自分の腕に合った用途に合わせて、筆を選ぶというのも大切になってくると思います。
よい羊毛筆というのは、先が飴色になっていると言われますよね。
これはなぜかといいますと、大切に長い電源で育てられた山羊さんの毛というのは、
しまうち 05:32
自然と毛の先が細くなっていきますよね。
ですので、この先、が細くなっている系がアメ色に見えるわけですね。
ですので、さばきの羊毛筆で穂先があめ色になっている毛を見つけた場合、これは希少価値があるんだというふうにね。
しまうち 05:48
認識していただければいいと思います。
続きまして穂先の違いについて、皆さん先揃えと先梳きという言葉、ご存知でしたでしょうか?まずは先揃えから、先寄せとも言うそうなんですが、どのように判断するかといいますと、
しまうち 06:07
これまた墨も水も何もついてない状況ですが、まあ触ってみますですね。
この通り、根元から穂先まで同じような感触があります。
それだけいわゆる手の長さ。
同じ毛の量も同じということですね。どのような時に向いているかといいますとよくですね。
しまうち 06:27
先生方の揮毫を見てみますとですよ。
パッとこのキャッと筆を開いて、そしてカッとこうやってあるじゃないですか。
その時にしっかりと筆が開いて、そしてそのまま運筆できるんですね。
ですので、まあ、柔らかい線が出しやすいというんでしょうか。
しまうち 06:43
まあ、その先揃え独特の線の表現ができるというんでしょうか。
ですので、まあ、そういった時にはこの先、揃えの筆を使うということですね。
まあ、いわゆる偶然の産物の線も出やすいんでしょう。
続きましてさすき筆なんですが、
しまうち 07:00
これもですね、先ほどと同じように墨も水もつけていない状態で触ってみますね。
こう触りますとですね、途中でおお明らかに毛の量が違うぞとこう触っていまして、梳いてるなあという感じが本当にしますね。
この先梳きの筆はどのような時に使う?
しまうち 07:21
かといいますと、この先梳きというのは、墨をつけますと、当然ながら穂先が細くなりますよね。
ですので、羊毛で使って書いた時でも、穂先をしっかりと出したい、いわゆる穂先をしっかりとコントロールしたいときには、
しまうち 07:37
この先梳き筆を使うとよいそうです。
先ほどの説明では少し分かりにくいかもしれませんので、この2種類の筆にそれぞれ水をつけています。
そうすると、その穂先の状態の、というのがより鮮明にわかると思いますので、
しまうち 07:54
ご参考ください。
続きまして墨含みについて、羊毛筆の特徴の1つである墨含みの良さ、これをですね、比較するためにこの馬毛筆を使って検証してみました。
この馬毛筆はですね、中に実は精巧なナイロンが入ってあるんですね。
しまうち 08:13
この馬毛、筆少しボリュームは大きいんですが、これを使って検証しました。
どのように検証したかといいますと、まあ、このようにね、大きく紙にのの字を書いていったということですね。
まあ、見ていただいたら分かる通り違いは明白に出ましたよね。
しまうち 08:32
これはわかりやすく言いますといわゆるたわしと、スポンジもうこれ極端ですよ。
極端ですけれども、その2つを水に浸しまして、そして水から上げるとどのようになるかというと、それは当然ねたわしの方が早く水が滴り落ちますよね。
しまうち 08:48
まあ、こういったことに近いのではないでしょうか。
この羊、毛筆というのはですね、使う洗う乾燥させる、これを繰り返すことで、だんだん毛が締まってくるんですね。
これはどういうことかといいますと、皆さんこれね!
しまうち 09:05
洗い終わった後、乾燥させてよーく見ますとですね、少し毛の部分が黒くなっていますよね。これなぜかといいますとキューティクルこれよく見るとうろ、このように見えるんですね。
そのキューティクルの部分に墨がたまっている。
しまうち 09:22
そして、これが毛を締めて書きやすくしている原因になっているんですね。
自分で大切に大切に書きやすく、育てた羊毛で、この羊毛筆を使っているときに毛が抜けてきたといった場合ですね。
最初は短い毛だったらまあいいんですけれども、
しまうち 09:42
だんだんどうも抜けるな、抜けるなというふうに思っていた時に、あれは穂首の長さと同じ長さの毛が抜けているとなった時に、その毛をよく見ていただきますと、あっ、穂先のこの根元の部分、これが黒くなっている。
そういった場合は、
しまうち 10:01
この筆管の根元で毛が傷んで切れているということですね。
これがだんだんだんだん積み重なっていきますと、穂首がそのままスポッと抜けてしまう可能性もあるかもしれない、ということですね。
ただ、ここで諦めないでいただきたい、
しまうち 10:18
大切に使ってきた羊毛筆、そして穂先が自分でコントロールできるようなった羊毛布で、これはまだまだ大切に使えるんですね。
その抜けてしまった穂首を今度また新しい筆管にですね、差し替えて新しい筆として再出発させればいいんです。
しまうち 10:36
傷んだ部分を切り落とし、そして綺麗にしていただいて、そしてまた引かに差し込むとですので、まあ、当然ながら、筆の毛の直径部分と同じ長さぐらい引かに刺さるわけですから、当然見えているレホの部分は短くなりますけれども、
しまうち 10:55
今まで大切に使っていた羊毛筆が、そのまたリメイクできるわけですよね。
そして、しかも使っていたうまくコントロールできる穂先。
この部分がさらに中に入ることで、使いやすい部分がまた増えるんですね。ですから、
しまうち 11:13
大事に大事に使っていた羊毛筆が、また思わぬその書き味の副産物を生む可能性もあるですので、羊毛で長く大切に使えるということも覚えていただきたいうちの1つでございます。私は羊毛。腕しかダメなのよという方が多いのも、
しまうち 11:32
そういった理由の1つかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?羊毛で使いたくなってきたんではないでしょうか。
私は僕はいきなり羊毛筆から書道を始めるんだという方をね。
止めるつもりもないですし、否定するつもりも全くございませんけれどもですね。
しまうち 11:50
やはり筆で文字を書くにおいて、自分が書きやすく、思うように書けないとですね。
なかなかこれ、楽しく書けませんし、少しストレスになったりしますよね。
ですので自分が何を聞きたいのか、そして、それを書くためにはどのような筆を選ぶのがベストなのか、
しまうち 12:11
これはですね、しっかり自分の中で考えて選択する。
これだけは忘れないようにお願いしますけれどもですよ。
先ほどの羊毛筆で厳しい線、鋭い線、これ書けたらよくないですか?表現力豊かな多彩な線が引けたらかっこよくないですから、
しまうち 12:29
この動画を見ていただいたことで、その選択肢の中に羊毛筆を1つ入れてみようというふうに思っていただければ嬉しいです。
弘法筆を選ぶこれからも、自分に合ったベストな筆を使って、書道に取り組んでいきたいと思います。
しまうち 12:47
それでは書道大好きしまうちでした。また来週お会いしましょうさよなら!
本動画に登場する商品をご紹介します。
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