書道だいすき 第40話
親御さん必見!!『書初めのススメ!!』(学童編)【書道】

しまうち 00:00
はい、どうも書道大好きしまうちです。
いや、今年はですね、夏が長かった分、秋が短く感じましたよね。
そして、その秋もなぜか駆け足のように過ぎ去っていくような感じがします。
寒さが近づいてきますと、この書道業界で次に何が来るか書き初めなんですね。

しまうち 00:18
書き初めシーズンがやってくるんです。
学校ではそろそろ冬休みの宿題に書き、初めが上がってくるかもしれません。
また、書道教室では、これから書き初めに向けて特訓が始まるかもしれません。
ね子供さんたちにとりましては、

しまうち 00:32
普段は紙で練習されていることがほとんどだと思います。
この書き初めでは、数少ない大きな紙に書くチャンスでもあります。
ただ、小さい半紙で書いておりますので、子供さんにしてみたら、いや、難しそうだなぁ。いや、

しまうち 00:46
書けるかな僕私っていうふうに思ってしまうかもしれませんが、ここはね、やはり逆に逆にですよ。
子供さんらしく、元気よく大きく精いっぱい明るく書いていただきたい。
そこで今回は、書き初めについて、道具、姿勢

しまうち 01:03
書き方などについてご紹介させていただければなと思っております。
今回の動画はお子様向けにはなっておりますが、その保護者の方から指導されている先生方まで、最後までぜひともご覧いただきまして、来年の書き初めに向けて準備していきましょう！

しまうち 01:20
そしてですね、この動画チャンネルは非常に参考になったなというふうに思っていただいた方、毎週金曜日の夜に更新しておりますので、ぜひともチャンネル！登録高評価などうぞよろしくお願い致します。
それでは本編どうぞ。

しまうち 01:36
まずは、使用する紙のサイズから第17話で紹介させていただきました。
全紙を1/8にカットした紙が八つ切りでしたね。この八つ切りサイズが、一般的な書き初め用紙のサイズになります。
ただですね。お住まいの地域によりましては、

しまうち 01:54
その地域独特の書き初め用紙のサイズがあります。
書道団体におきましては、書道団体限定の書き初め用紙のサイズもあります。
こういったことがあるのだということも、頭に入れておいてください。
会場に行きまして熱気ムンムンの中書く書き初め、

しまうち 02:12
大会中には半切サイズのあるコンクール、そういったものに参加されたい方はですね、あらかじめ紙のサイズをしっかりと把握する必要がありますので、これも覚えておいてくださいね。
今回は一般的な八つ切りをメインとして解説させていただきます。

しまうち 02:32
まず書き初めで使用していただく、紙の紙質なんですが、子供さんに元気いっぱい、思い切って大きな文字を書いていただきたい、そうするとですね、墨量も多くなります。
ですので、にじみの少ない機械漉きの紙をおすすめしたいと思います。

しまうち 02:50
いやいやいやそうは言うても、うちの子にはいい紙を使わせたいんだ、手すきの紙を使わせたいという方もおられると思います。
ただですね、手漉きの紙というのは、あまり厚みもないですし、書くとですね、墨量が入った場合、

しまうち 03:04
破れやすいということがありますので、その点はご注意願いますね。
こうした理由からおそらくですが、ほとんどの書道用品店で用意されて販売されている八つ切り用紙というのは、機械漉きの紙が多いと思われます。
大人の方で八つ切りに書き、

しまうち 03:22
初めをバシッと書きたいという方はですね、気に入ったお手持ちの半切。
これを縦1/4にカットすれば八つ切りになりますので、書き慣れた紙でにじみなど趣のある、作品を作られるというのもいいのではないでしょうか。

しまうち 03:40
続きまして下敷きこれなんですが、普段子供さんはですね、半紙用の下敷きを使ってると思います。
紙と違いまして、なかなか八つ切り用の下敷きというのは、簡単には手に入りませんよね。
売ってないんですね。
もう書道用品店に行かないとなかなか買えない。

しまうち 03:57
そんな時に大活躍するのが実は新聞紙なんです。
この新聞紙を3枚重ねて下敷き代わりにしてみてください。
この下敷きというのは程よく墨をする。ですね。
ですので、紙に書いたときでも、その墨量、たっぷり入れましても、

しまうち 04:14
あ、かきやすいなというふうに感じるんです。
ただ、重ねた枚数を3枚ではなく1枚にしてしまうと、たちまち紙のにじみがきつくなるんですね。
そういうふうに感じてしまいます。
表はにじむ、そして裏からもにじむという形、

しまうち 04:30
残念な結果になります。
これはですね、皆さんもう実践していただければ一目瞭然でございます。
まあ、映像でもね、わかると思いますが、もう本当に一目瞭然な結果になります。
ですので、ぜひとも新聞紙を下敷き側にするときは、

しまうち 04:45
3枚重ねて書いてみてください。
そして使用する墨液なんですが、普段ねお使いの墨液でも十分だと思います。
ただですね、一度濃墨も試してみていただいてはいかがでしょうか？というのがですね、普通の半紙用の筆を使って矢切りに書く場合、

しまうち 05:06
これは普通の墨液。
この方が書きやすかったんですね濃墨を使ってしまうと、その分だけね、神に墨が取られてしまって墨含みの少ない半紙筆では、どうしてもちょっとかかりやすくなるということがあります。
かたやですね。

しまうち 05:24
書き初め用の筆を使った場合、これは普通濃度で書きますと墨含みが多い分だけですね。
やはりにじみの発生につながる可能性がある。
逆に濃墨を使った場合ですね。
この時はほどよく筆も締まります。
そして、紙に書く書き心地も締まります。

しまうち 05:45
そして何より墨色の強さですね。
迫力が出るという利点がありましたので、皆さんにお伝えさせていただきました。
各姿勢と書くときの注意点なんですが、スペースがあれば、できる限り床に紙を広げて書いていただきたいですね。

しまうち 06:03
というのがその方がですね、もう全体像がしっかり見てかける。
もうこれはもう最大の利点でありますよね。机の上で書くといいますと、まあ、皆さんもお分かりだと思います。
机の幅というのは決まっております。そして、

しまうち 06:18
そこで座って、もしくは立ってという姿勢で書きましても、ですね、もう紙を送らないと書けませんよね。
そうすると、前に書いた文字が必然的にまあ、垂れて見えなくなりますよね。そ
うすると、やはり全体のバランスを取るのが難しいですね。

しまうち 06:35
もうもったいないというか、まあ、仕上がりに影響が出ますので、もうやはりか姿勢というのは床に広げて書く、もうこれに限ると思います。
続きまして、書くときの注意点なんですが、まあね、いきなり半紙から夏切りという大きさの紙になった時に、

しまうち 06:53
紙の大きさに戸惑う子供さん、出てくるのは当然だと思います。
ですので、最初は文字をしっかり大きくかけたけれども、どんどん尻すぼみになってしまうお子さんもいらっしゃると思います。
最初からね、もう大きく書くのは難しいと言って、

しまうち 07:09
小さくなってしまうお子さんもいらっしゃると思います。
そういった時はですよ、皆さん、ぜひともその子供さんたちに、元気にエネルギッシュに、明るく大きく文字を楽しんで書こうじゃないかというふうに、背中をぜひとも押してあげる。

しまうち 07:24
ようなアドバイスをしていただきたいんです。
ただ、その時にですね、まあ、コンクールであったり、書き初め大会の時は必ずね、学年であったり、名前を書き込む、これが必要になってきます。
ですので、そのスペースは書く場所ちゃんといるんだよっていうふうに教えてあげる。

しまうち 07:44
こういうのも大切ですので、それだけは忘れないようによろしくお願いします。
何もまあ、紙面に収まるだけが全てではないです。
ですから、もう子供らしく紙面からはみ出して、バーンとエネルギッシュに書くのもいいと思います。

しまうち 07:56
そういった、ことでまあ、子供さんに勇気を与えて自信を持たせてあげれるように、指導、ぜひともよろしくお願いいたします。
続きまして筆について書道教室などに通われていらっしゃる方は、もうご存知の方は多いと思いますが、

しまうち 08:12
実は書き初め用筆というのが存在するんですね。
こういった八つ切りに書くとなった場合ですよ。
本当に多い質問半紙筆ではダメなんですか？書き初め用筆でいろいろありますけれども、どのような大きさがいいのですか？

しまうち 08:29
っていうふうにね。本当に多い質問なんですね。
半紙用の筆と書き初め用の、を書き比べて、まあ実際に皆さんにお見せした方が早いと思いましたので、映像にしてみました。
今回使用した半紙筆なんですが、半紙筆といいましても、

しまうち 08:46
比較的大きな分類に入る半紙筆を使いました。
いわゆる半紙に書くならば、2文字が適しているような大きな筆で書きました。
八つ切りの紙に書けるかといいますと十分に書けるんですね。
ただですよ、いわゆるですね。綺麗に書くという、

しまうち 09:05
という形を取るのであれば、十分かける大きさではありました。
ただまあ墨継ぎの回数も増えます。
ですので、子供らしく元気よくエネルギッシュに書こうといったときに、それができるかというと、ちょっとやっぱりね、

しまうち 09:22
筆が小さくて書きにくい、それが表現しにくいというふうになってしまいますね。
ひらがなが入った場合ですね。
このひらがなというのはいわゆる旋回の形、多いですよね。
そうすると、期日から週日まで一気に書かないといけない場合が多く出てきますよね。

しまうち 09:42
そうしたときに、この半紙筆では最初、墨が入っていいんだけれども、終筆になってくると墨が足りなくなって、かすれてしまうっていうことも起こり得るということが、今回あるのではというふうに思いました。そして、

しまうち 09:56
次に書き初め用の筆なんですが、これもたくさん号数があるんですね。どの大きさにしようかというふうに悩まれる方。
いらっしゃると思うんですが、まあ今回八つ切りに3文字書きましたので、この大きさの書き初め用の筆を使いました。

しまうち 10:14
まあ当然ながらですね。先ほどの半紙筆よりも大きいです。ですので含みは十分ありました。
そしてこの書き初め、筆大は小を兼ねるっていう形なんですね。
やはり小さな線は引けませんが、大きな線はしっかり引けますので元気よく大きく、

しまうち 10:35
こうというのは楽ですよね。しっかり大きな文字が書けました。そ
してですね、あともう1つ利点があったのが、意外に墨を含みますと墨の重みで書けるんですね。で
すから、半紙筆の時は比較的力をうんと入れたんですが、

しまうち 10:52
この書き初め用の筆ですと、あまり力を入れなくても書きやすいひとつ、また気をつけないといけないのが、まあ、このダルマ軸になって普段の半紙用の筆と、疾患の形が違いますよね。
ですので、やはりこの持つというね、

しまうち 11:10
この持ち手ですね。
この持った時の感覚がいつもと違うんですね。
ここが大きな違いです。これに戸惑う子供さんは出てくると思います。
ですので、まあ、一番いいのはですね、やはりまあ、子供さんが実際に書き初め用のこういう筆をね、

しまうち 11:28
実際に握ってみて、そして書きやすいかどうかっていう判断もしてあげるのことがいいと思います。
そしてまたね、この書き初め用の筆でも、まあ、今はこのね毛が外には白い毛ですけど、まあ、毛の種類によって硬さも違いますので、

しまうち 11:45
まあバネも変わってきます。
ですので、実際、もし書道用品店などで支出する機会があればね、ぜひとも外見だけで判断するのではなくて、実際子供さんのことを思ってあ、どれぐらいバネがあったか書きやすいかなとか。

しまうち 12:01
重さはどれぐらいなんだろう。
これぐらいかなっていうふうな感じで、実践して選んであげるのがベストだと思います。
皆さんいかがでしたでしょうか？本来書き初めというのは、元旦の朝に神聖な水で墨をするんですね。

しまうち 12:21
今度はその年の年神様の恵方を向いて祝賀や詩歌を書く、それが書き初めの始まりと言われているんですね。
それだけやはり昔の人々にとっては筆で文字を書くというのは、今よりもずっとずっと意味のあることだったんだと思います。

しまうち 12:45
筆で書く文字を上手になりたい、うまく書きたいというふうに思っていたんでしょうね。
ここまで大それたことを皆さんにね、押し付けるつもりは毛頭ないんですが、信念だからこそ思うこと、そして願うことは誰しにもあると思います。

しまうち 13:01
その思い願いをですね、文字に書くということは、自分の心に刻むということと、同じですね。
そうすることによって、自分の心の中にいわゆるもうずっとその意識が残るわけですね。
これは本当に大切なことだと思います。

しまうち 13:20
時期的には少し早いかもしれませんが、今回動画で紹介させていただきましたとおりですね。
書きやすい環境を整えていただきまして、そして新年の豊富であったり、お願い事、そういうのをね、ワイワイワイワイと皆さんで楽しみながら、

しまうち 13:37
その思いを叶うように一著書き初めでもするかというふうにですね。
楽しみながらドーンとね書いていただければ本望でございます。
それでは書道大好きしまでしまうちですね。
もう書き初め、書く内容を決めております。
それも娘とね、

しまうち 13:57
息子とね、一緒に書きたいと思っております。
まあ、ここでね、発表してもいいんですか？まあ、それは心に刻んでおきます。
それでは皆さん良い週末をお過ごしください。失礼します。