このページでは写経をする際のおすすめ商品を紹介しています
写経をしている方にも、始めたい方にもそれぞれにあった商品を紹介していますので、ぜひ一度ご覧ください。
写経を始めるのに必要なのは簡単に言うならば「紙」と「筆記具」です。でもどれを選べば良いのかわからない。
そんな初心者の方におすすめの「お手本付き写経用紙」「写経用の筆」「写経用の墨液」「写経用の硯」などを紹介しています。
本格的な毛筆を使うのはちょっと・・という方には文房具感覚でお使いいただける「筆ペン」を使って書くのもおすすめです。
もっと簡単に始めたい方の為に、写経におすすめの「筆ペン」も掲載しています。
すでに写経を始めておられる方に向けた商品を提案します。
もっと書きやすい「筆」をお探しの方、こだわりの墨や硯、写経用に作られた墨液。
金字写経に挑戦してみたい!という場合の専用の材料。
その他に写経を楽しむための書道小物なども多数ご紹介しています。
写経というのは、字の通り「お経を写すこと」です。なぜお経を写すことがなされていたのでしょうか?
お経というのは仏教の経典のことです。その経典を写すということはどういう意味があるのでしょうか?
まず初めに仏教と経典について少し触れたいと思います。
写経というと何を書いているのでしょう。写経の経験がない方でも、まず難しい漢字をたくさん書くんだなというイメージがあるのではないでしょうか。
写経はお経を写すことですから、書くのは経典です。
経典とは釈迦の教えそのものです。釈迦が直接書いたものではありませんが、釈迦の教えが記されたものに他ならず、人々を救うために広まった有難い智慧です。
その経典は非常に数多くあり、中でも大部分を占めるのが600巻もある「大般若経」です。この大般若経をわずか262文字の短文に要約したものが「般若心経」です。
略して「般若心経」や「心経」とも呼ばれていますが、正式には「仏説魔訶般若波羅密多心経(ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう)」というものです。
仏教は紀元前の5~6世紀頃に釈迦(ゴータマ・シッダールタ)によりインドで誕生しました。
釈迦が開いた悟りを人々に説いたことで広まり始まったものです。
釈迦による処世全般にわたる修養の道を説いたものが経典です。釈迦の教えそのものです。
インドではサンスクリット語で書かれた経典がインドの各地に始まり、やがてアジア諸国へ伝えられるようになります。
隣国でもあるチベットやモンゴルにも仏教が伝えられるようになり、各国々で翻訳され、多くの国で仏教が信仰されるようになり広がっていきました。
日本へは、インドから中国を渡り、漢文体(当時の中国語)に翻訳されたものが伝わったとされています。
写経に最も多く用いられているのが「般若心経」。現在でも日本では仏教各宗派で読まれています。
正式には「仏説魔訶般若波羅密多心経(ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう)」と呼ばれ、262文字にまとめられた中に、万人が救われる道を説いた釈迦の膨大な教えが凝縮されています。
今でこそ日本では一般に広く広まった写経ですが、時代を遡ると、仏道を志す学僧たちがお寺で日課のように行われた学びの一つであり、心身の鍛錬に励むための修行そのものでした。
仏教の有難い教えを読んだり(読経)書いたり(写経)することは、その恩恵を得るための大切な修行の一環だったのです。
天平時代には写経所が設けられ、国を挙げて写経が盛んに行われていた時代もあったようです。
現在では仏教徒に関わらず、誰でも写経ができる時代です。
単なる字の練習だけではない、尊ぶべきものがたくさん詰まった有難い教えに触れることができる貴重な機会でもあるのかもしれません。
般若心経全文を読み解くのはなかなか容易ではありません。
専門的な言葉や難解な文字が並んでいますから、初心者にはどうしても難しいように感じてしまいます。
ですが、その内容を知るとより身近なものとして捉えられるようになるはずです。
では「仏説魔訶般若波羅密多心経(ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう)」とはどういったものなのでしょう。
仏説=仏(釈迦)が説いた
魔訶=偉大な (サンスクリット語:マハー)
般若=仏の悟りの智慧 (サンスクリット語:プラジュニャー)
波羅密多=完成 (サンスクリット語:パーラミター)
心=心髄(サンスクリット語:フリダヤ)
経=経典 (サンスクリット語:スートラ)
すなわち、仏による偉大な悟り・偉大な智慧を説いた経典が「般若心経」ということです。
般若心経は、ひとことで表すならば「空」(くう)という概念が説かれています。
般若心経の一文に「五蘊皆空」(ごうんかいくう)という言葉があります。この世の全て(五蘊)はみな"空"であるということ。
つまり、この世に存在する全てが実体のないものであるということを悟った時に一切の苦しみから解放されるという教えが書かれています。
このたった262文字に集約された般若心経が表しているように、あらゆるものから救われると信じられてきた偉大な教えであるからこそ、お経を読みあげたり写経をすることで、救いを求めた多くの人々の間で広がっていったのです。
写経に雅号や雅印は使用しません。書の作品などには風流な雅号や雅印を押して完成となりますが、 様々な言われ方があるのですが、写経は本来修行の目的のあるものですから雅号や雅印は必要ないというのが基本です。 写経の落款(名前)は本名で書き記しましょう。
写経用紙には界線と呼ばれる罫線が印刷されたものがあります。よく見ていただくと、天地(上下)の広さが違うことが分かります。 経典を尊崇する意味から、狭い方を天(上)にし、広い方を池(下)にします。古くからこの様式がとられています。 界線のない紙に自分で界線を引く場合でももちろん同様にします。
なぞり書きできるものとは違い、お手本を見ながら書くとなると、それなりに時間がかかるものです。
書き手のスピードによって、かかる時間は個人差がありますが、初めての方だと2時間前後、早い方だと1時間以内で書く方もいらっしゃるようです。
はじめから小さな漢字を書くのは案外難しいもの。まずその書式に慣れることが大切です。
見にくい部分はお手本を拡大させるなどして、一文字ずつ半紙など大きめの字で何度も練習してみるといいと思います。
お手本を下に敷いて、上からなぞり書きをしてもいいでしょう。
そんな風にして徐々に慣れてきた頃に全体像を捉えられるようになると、お手本を見ながら書くということもしやすくなっているはずです。
写経というのは時間が大事なのではなく、一文字ずつに魂が宿るとされていますから、一文字一文字を真摯に書くことが大切です。
書くごとに3回礼拝する作法も実際にありますから、心を込めて写経ができれば、それだけで意義のあるものになるはずです。
262文字全文を一度で書ききる必要もありませんので、ご自身のペースに合わせて毎日1行ずつなどと決めて書き進めていっても良さそうです。
一字一句を味わうつもりで写経ができれば、きっと達成感も格別でしょう。
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