書道筆の種類は、「漢字筆」「かな筆」「学童筆」「唐筆」「パフォーマンス筆」など豊富ですが、
豊富であるが故に、筆が使いにくいと感じながらもどうやって選べば良いのか分からず
困っている方も多いのではないでしょうか?
書遊Onlineでは筆の選び方や種類を紹介しながら、筆を安心してお選びいただけるように努力しております。
また、書遊が厳選した様々なメーカーの筆を品ぞろえしておりますので、
小学生から書家の方まで幅広くご注文いただけるかと思います。
「秀筆堂」「朱管筆」「金鐘筆」など、コストを抑えることにより、「高品質・低価格」でお客様にお届けできる筆を多数取り揃えております。
ぜひ、色々な商品をお試しください。
メーカー、毛、筆のサイズなどを参考にお好みの筆を見つけてください。
筆を毛質別にご案内しています。
毛質の特長や筆のサイズなどを参考にお好みの筆を見つけてください。
奈良の筆作りは今から1200年ほど前、空海が唐から筆と墨の製法を持ち帰り、国内で作り始められるようになりました。
奈良は日本筆作りの発祥の地とされています。
一方、広島でも約180年前から筆作りがさかんに行われるようになり、多くの書家の方々と作り上げた筆は今なお多くの方に愛されています。
書遊Onlineでは、国の伝統工芸品に指定された奈良筆の他、熊野・川尻筆。自社ブランドの唐筆など幅広く取り揃えております。
筆は秦の時代中国からはじまり、中国の文化と共に大和時代に輸入されていたと考えられています。
そして 平安初期、遣唐使空海が唐から筆と墨の製法を持ち帰り、伝えたことから日本の筆作りが始まったとされています。
◆奈良筆の誕生
奈良筆の特徴は、選毛から仕上げまでの全工程を一人の職人が行うこと。そして、毛を混ぜる際に伝統技法「練り混ぜ法」を使用することです。
この「練り混ぜ法」は筆の原料となる毛をそれぞれ別に水に浸して平目合わせと呼ばれる形にし、その毛の状態や特徴にあわせて配分と調合を微妙に決め、入念に混ぜ合わせていく方法です。
この方法により、絶妙な書き味の筆が生まれます。
日本に現存する最古の筆は、「正倉院」の「天平筆」です。中心に紙を使って根元を固めて作る「紙巻筆」です。
明治に入ってから、根元まで水で濡らして使用することができる「苧締め(糸締め)」方が主流になりました。
◆全国筆作りの始まり
熊野市の筆作りは約180年程前、広島藩の筆作り推奨により始まります。
現在全国の80%の生産量を誇るとされています。
1.穂先が割れたりせずに鋭く尖っていて、まとまりがあること。特に小筆は先が利いてまとまりがあること。
2.穂先全体が整っているもの、毛がバランスよく巻いてあるもの。
3.毛が丈夫で適度な弾力がある。筆のはらが筆圧に応じて適度に弾力があり、離すと元に戻ること。
4.穂全体が綺麗な円錐型になっているもの。
筆には穂が固めてある「固め筆」と最初から固めていない「捌き筆」があります。
固め筆は穂の半分ほどをおろして使っても良いし、全部捌いてから使っても良いように作られています。
捌き筆は、毛の弾力があるもの、先端の揃い方、毛が均一なものを選びましょう。
◆太筆の場合
固め筆を下すときは、使用する部分をぬるま湯につけ丁寧に穂先から指でほぐし、のりを十分取り除いてから使用してください。
使用後にう際は、墨がなくなるまで根元を重点的に丁寧に洗います。
洗い終えた筆は、水分を取り穂先を整えてから十分乾くまで風通しの良い太陽光があたらない場所に吊るして乾燥させて下さい。
◆細筆の場合
細筆は、約1/3程度を指で丁寧に保護してからご使用ください。
使用後洗う際は、書き損じの紙などに水を含ませ、その上で穂先を整えるように墨をふき取り、よく乾燥させてから筆巻に保存してください。
◆山馬
楷書用の筆として流行しました。とても硬い毛で、現在は高級品として知られています。
◆馬毛
硬いが弾力があり、楷行書用筆として一般的に使用されています。
ほど良い硬さとしなやかさが特徴。太筆によく使用されます。羊毛に比べて弾力が強く、墨含みが少なくなります。
中でも天尾(あまお)と呼ばれるしっぽの根元の毛は最高の弾力があるとされ、筆の弾力を出すために剛毛や兼毛の太筆に使われています。
◆イタチ毛
毛質はほど良い弾力がありしなやかで、筆の毛先が鋭くまとまります。
柔らかさ、弾力、鋭さ、粘りもよく滑らかな書き味で、トメ、ハネ、ハライが綺麗に表現できるため、楷書、行書、仮名の筆によく使用されます。
初心者にも使いやすく人気です。イタチ毛の細筆は細くすっきりとした流麗なかな文字にもおすすめです。
◆狸毛
硬くてしなやかな毛質。 美しいとめやはね、はらいを表現することができます。
イタチよりも毛足が長いので中字筆に使用され、またまとまりすぎることなく、線に程よい荒さをだすことができるのが特長です。
創作用などにも好まれている筆です。
◆羊毛と白馬の兼毫筆
適度な弾力があり、初心者でも扱いやすい毛質です。楷書やお手本書きにおすすめの筆です。
◆兎毛(しごう)
兎の毛は丈夫で古くから筆に使われていました。
代表的な紫毫(しごう)と呼ばれる黒い兎の毛は、トメ、ハネ、ハライ綺麗に表現でき、写経筆などによく使用されています。
◆玉毛(たまげ)
猫の毛は玉毛と呼ばれ、毛の中ほどにふくらみがあり、切っ先に力があり独特の粘りがあります。
細い線を引くのに適しているため、仮名用筆に使用されます。 羊毛とは違った粘りのある独特な線が書けます。
◆羊毛
羊とは山羊をさします。きめが細かく柔らかい毛質で、墨もちが良いのが特長です。
また、羊毛は部位によって何十種類にも選別されます。
雄の山羊の首筋の一部から取れる上質の毛は「細光鋒」とよばれ、昔から最高の材料として知られています。
■細光鋒・・・毛先が長く細い。全体にほど良い弾力がある。
■細嫩光鋒・・・細光鋒と同じ部位で、若い山羊の物を限定して指します。毛が細く弾力が少なく柔らかい。
■羊尾・ひげ・・・筆の弾力を持たせるために腰毛として混ぜて使用されます。
筆は毛の配合により、呼び名があります。
①剛毛(ごうもう)・・・馬やイタチなどの剛い(かたい)毛だけで作ったもの
②兼毫(けんごう)・・・兼毛ともよばれます。二種類以上の動物の毛を混ぜたもの。
③柔毛(じゅうもう)・・柔毫(じゅうごう)ともよばれます。柔らかい毛だけを使ったもの。羊毛筆をさすことがおおい。
書道の筆は、様々な動物の毛を束ねて、根元を糸で巻いた穂を軸に詰めたものです。
軸は竹製が多いですが、プラスチックなどで作られたものもあります。
◆命毛
穂先の最先端部の毛を命毛と呼び、筆の書き味を決めるもっとも大切な部分です。
様々な毛を使う穂ですが、命毛は特に良い毛が使われます。
◆喉
穂の中でも二の毛と呼ばれる毛を使った部分に該当する部位。
◆腹
穂の中でも三の毛、四の毛と呼ばれる毛を使った部分に該当する部位。
◆腰
穂の中でも五の毛からの毛を使った部分に該当する部位。
◆ダルマ
別名前骨と呼ばれ、穂を入れる部位。
◆筆管
筆の軸を筆管と呼び、材質は竹からプラスチックまで様々です。
軸の重量と長さは穂とのバランスが決まる部分であり、書き味に影響を与える重要な部分です。
◆尻骨
筆管と掛紐をつなぐ部位です。材質は、プラスチックや象牙まで様々。
◆掛紐
筆吊りに掛ける時に使う紐。
掛紐がない筆は、筆吊りに吊ることができないので購入の際注意が必要です。
筆は穂先の長さにより、長々鋒~短鋒に分けられます。
半紙で練習を始める初心者の方には中鋒サイズがおすすめです。
■長々鋒・・・軸径に対し、穂先が6倍以上のもの。
■長鋒・・・軸径に対し、穂先が4.5~6倍のもの。草書や仮名に。
■中鋒・・・軸径に対し、穂先が3~4.5倍のもの。楷書や行書に。
■短鋒・・・軸径に対し、穂先が2~3倍のもの。篆書などに。
筆の商品名にある何号という記載により、用途などが分かります。
■1号・・・大筆。穂径1.6~1.8㎝。全紙のような大きな紙向き。
■2号・・・大筆。穂径1.4~1.6㎝。全紙のような大きな紙向き。
■3号・・・中筆。穂径1.2~1.4㎝。半紙で使うのにおすすめの太さ。
■4号・・・中筆。穂径1.0~1.2㎝。半紙で使うのにおすすめの太さ。
■5号・・・中筆。穂径0.9~1.0㎝。半紙で使うのにおすすめの太さ。
■6号・・・中筆。穂径0.8~0.9㎝。書簡や写経など細かな文字向き。
■7号・・・中筆。穂径0.75㎝。書簡や写経など細かな文字向き。
■8号・・・中筆。穂径0.7㎝。書簡や写経など細かな文字向き。
書遊Onlineの読み物でご紹介している筆に関する記事を集めました。
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