以前より「墨の相談室」を設け、メールや電話で墨の相談が行われていたようですが、墨色や書き味については文章や口頭では表現しづらく、もどかしさを抱えていたところ、誰にも気兼ねなく試墨ができる場所として墨運堂 本社/工場内に用意されたのがこの永楽庵です。
「百聞は一見にしかず」。百選墨を含む180種類以上の墨の中から、自分の手に合う書き味や感性に合う墨色を見つけることができる空間となっています。
墨運堂 永楽庵: https://boku-undo.co.jp/eirakuan.html
墨運堂の西ノ京工場敷地内に併設している「墨の資料館」。
階段を上がると墨の香りが漂いはじめ、窓越しに墨造り職人達の墨づくりの風景を見ることができます。
当資料館は、近鉄電車西ノ京駅下車すぐの場所にあり、近くには世界遺産である薬師寺や唐招提寺もある奈良の人気エリアに存在しています。
3階建ての墨資料館の2階には、墨職人の工房があり、実際の職人による墨の型入れ作業が見学できる他、希望者には有料で自分だけのオリジナル「にぎり墨」の体験ができる場所になっています。
普段は見ることができない墨の原料である油煙や松煙、膠や龍脳などの香料を展示し、貴重な資料や記念墨なども揃っています。
奈良の伝統である墨造りと匠の技に触れられる貴重な体験ができるスポットとして、一年を通して全国からたくさんの見学者が来館しています。
墨運堂 墨の資料館: https://boku-undo.co.jp/sumi_museum.html
がんこ一徹長屋は、伝統工芸の技術を持つ職人たちの仕事風景を無料で見学ができる場所です。
風情ある2階建て2棟からなる建物に、伝統工芸の匠が集まっています。
2019年現在、奈良筆「博文堂本舗」、一刀彫「志清」、一刀彫「和希」、大和うるし「大和漆工芸杉村」、赤膚焼「大塩恵旦」、組紐「ならくみひも鳳美」、茶筌「左京工房」の7種類の伝統工芸の匠が集まる他、オリジナル軸を調整できる「筆軸工房」、手作り布製品工房「文々風」、書道用品アンテナショップの10軒が長屋に入っています。
がんこ一徹長屋は、伝統工芸を創る仕事風景を見学できるほか、展示物を購入することもできます。
奈良に息づいた伝統工芸職人のこだわりの数々を直に触れれるので、書道ユーザーのみならず一般の方でも愉しむことができます。
墨運堂 がんこ一徹長屋: https://boku-undo.co.jp/ganko_ittetunagaya.html